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お前らヲタクにとってエヴァとは何か述べよ!!

1 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 02:09:34 ID:???
お前らヲタクにとってエヴァとは人生においてなんなのかを教えていただこうか


2 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 02:12:09 ID:???
374 名前: 名無しさんにズームイン! 投稿日: 04/11/29 20:36:20 ID:kYH4SGQb
でけええええええええww

375 名前: 名無しさんにズームイン! [sage] 投稿日: 04/11/29 20:36:26 ID:lv91uRhl
何これデカ杉

376 名前: 名無しさんにズームイン! 投稿日: 04/11/29 20:36:29 ID:bF1NZrUu
↓妹が俺のチンコを見て一言

377 名前: 名無しさんにズームイン! 投稿日: 04/11/29 20:36:37 ID:akfrITqD
あー、思ってたよりは小さいかも。

378 名前: 名無しさんにズームイン! 投稿日: 04/11/29 20:36:39 ID:4dtpXum6
デカワロスwwww


3 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 02:13:39 ID:???
ここは妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験を書き綴るスレになりますた。

4 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/13 02:28:35 ID:???
アスカははっきり言って可愛い。
もうそこらのアイドルなんて目じゃない程に。
兄の僕から見てもそう断言できる。
しかし、その外見の可愛さと中身とのギャップがと僕を悩ませる。
中身はそう、わがまま、自己中心的、小悪魔、
数え上げれば切りがない。
ただ、その中身を僕以外の人間に出したことは無い。
つまり外面が良いというわけだ。
学校では友人のケンスケやトウジからもあんな「可愛い妹で羨ましい」と言われる。
それは本当のアスカを知らないからだ。
アスカの正体を二人に教えてあげようとしたけど、僕はやめた。
どうせ信じないと思ったからだ。

「シンジィ〜!!」

アスカが呼んでいる。アスカは僕の事を『兄さん』と呼ばない、
ただ、僕の名前『シンジ』と呼び捨てにする。
もちろん外ではちゃんと呼ぶ。だが、家では別だ。
まるで僕を兄とは思っていないような態度。
僕だって一応アスカの兄だ。
呼び捨ては止めてくれ、と言ったことがある。
しかし、それはアスカに「少しでも兄らしいと思わせたら呼んで上げる」
と言われ僕は肩を落とした。


5 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 02:30:23 ID:???
エロに逝かないことを祈る

6 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 02:32:21 ID:???
はげどう

7 :>>2=某スレ>>9:05/03/13 02:35:09 ID:???
まさか俺のくだらんネタフリで本当に書いてくださる方が現れようとは・・・。

8 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 02:39:03 ID:???
>>7
×>>2
>>3
あと、俺はエロでも全くもってOK。

9 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/13 02:47:24 ID:???
自慢では無いが僕にはあまりとりえというものを持ち合わせていない。
得意なスポーツだって無いし、
頭だって飛び抜けて良いというわけではない。
その点アスカは才色兼備といった言葉がぴったりと当て嵌まるような妹だ。
特定の部活には入っていないが、それでも彼女の運動神経はずば抜けている。
中学の時、アスカは部員が足りないということで、急遽駆り出された、
大会で見事好成績を収めたことがある。(ちなみに僕は泳げない)
周りはアスカを天才だと持て囃した。
テストの成績も常に学年の上位には食い込む。
それほど有能な妹から見て、僕なんて兄らしいと思われるのは不可能だ。
だから、僕は肩を落としたのだ。

「シンジ!」

バンッと乱暴に僕の部屋のドアは開け放れた。
アスカは腕を組み、こちらを睨んでいる。
そういえば呼ばれていたのだ。

「な、何? アスカ」

僕は睨むアスカの視線から目を逸らし、言う。
情けない。女の子、それも妹に睨まれて、こんな態度。
僕が家の中で兄と呼ばれる日は恐らく来ないだろう。

「『な、何? アスカ』じゃないでしょ、バカシンジ!」

相当ご立腹だ、僕はアスカがこれ以上怒らないように、
言い返さないようにした。

「ご、ごめん」

とにかく謝る。これが僕の処世術だ。

10 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/13 03:03:05 ID:???
「すぐ謝るな!」

アスカが言う、それで僕は俯く。
アスカの溜息が聞こえてきた。
はぁ〜、と重々しい。
情けない、アスカがそう言っているように聞こえた。

「今日、パパもママも出掛けてるんだから、
 夕食はシンジの仕事でしょ、早く作りなさいよ!」

そういえば、母さんに「夕食を頼むわね」と頼まれていたことを思い出す。
あった。僕に一つだけ特技が。アスカには無くて僕だけの特技。
それは料理だ。生まれ持っての才能か、神様が何の取り柄のない僕を不憫に思ったのか、
僕にはこの特技があったのだ。

「あ、すぐ作るよ、待ってて」

僕はそう言うと椅子から立ち上がった。

「早くしてよね、もうペコペコ」

アスカはそのくびれたお腹を擦り、憤然とした態度だった。
すぐに作るよ、アスカが美味しいと言ってくれるような物を。
僕はアスカの横をすり抜け、台所へと向かった。
アスカは僕の後ろを歩き、途中にあるリビングで別れた。

11 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 03:10:21 ID:???
イイヨーイイヨー

12 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 03:30:24 ID:???
ttp://web.archive.org/web/20030405104956/member.nifty.ne.jp/sukeshin/toukou/futari.html
兄妹モノ

13 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/13 03:33:37 ID:???
僕は出来上がった料理を食卓の上に置く。 コトリと陶器が木材に触れる音がした。

「アスカ、出来たよ」

僕はリビングに置いてあるソファーの上でクッションを抱きながら
テレビ画面を眺めているアスカに声をかけた。

「おっそーい!」

アスカは僕の方を見もせずにテレビを見ながら言った。

「ご、ごめん」

また僕は謝った。仕方がない、これはもう癖だ。

「じゃぁ、こっちに持ってきてよ、ゴハン」

アスカはリビングのソファーの前に佇む大きめな座卓を指差す。

「でも、テレビを見ながらじゃぁ、行儀が悪いよ…」

僕がアスカにそう言うと、アスカはテレビがCMになるのを確認した後、 こちらを見遣った。

「いいでしょ、テレビ見るぐらい。
 それにこのドラマはクラスで話題なんだから
 それとも何? シンジはアタシがこの事で
 クラスのみんなから無視されてもいいって思ってるわけ?」

そんなわけない。それにアスカがそんなことで無視されるわけがない。
わかってる。アスカはただ僕に反抗したいだけなんだ。
言い争っても勝てるとは思わない。


14 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/13 03:58:37 ID:???
「わかったよ…」

僕はアスカの分だけリビングへと運んだ。

「あれ、シンジは食べないの?」

アスカは運ばれた物が一人分しかないのを見ると僕に訊いてきた。
僕はダイニングに置いてある食卓を指差し「僕はあっちで食べるから」と言った。
アスカは「はぁ?」と僕が言ったことが理解できないように首を傾げ、
目をパチクリと数回瞬かせた。 その間にCMが終わり、ドラマが始まった。

「な、何よそれ〜」

アスカはテレビそっちのけで少し怒ったような口調で言い、
僕を強く睨んだ、しかし、その睨む瞳には怒りともいえないように
ぼんやりと光る、そう言うならば暗い洞窟の中で ポツンと一つだけ灯っている松明のような寂しさが宿っていた。
僕にはアスカが何故そんな目で僕を見るのかがわからなかった。

「アスカ、テレビ始まったよ」

僕はなぜだかその視線に耐えられなくなり、 話を逸らすためアスカにそう伝えた。

「そんなのどうだっていいわよ! シンジ、アタシと一緒に食べないってどういうことよ!」
「『そんなの』って…」
「いいから、質問に答えなさい! それともアタシと一緒じゃ不味くて食べられないって事?」
「いや、そういうわけじゃ…」「じゃあ、早く、アンタの分も持ってきなさいよ」
「わ、わかったよ」

僕はアスカの迫力に負け、リビングに僕の分も持って来た、
それを座卓へと置くと、アスカは「よろしい」と言って、
テレビ画面に視線を戻した。わけがわからない。

15 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/13 16:30:53 ID:???
僕はアスカの対面に座った。
アスカは僕の作った料理に手を付け始める。

「おいしい?」

僕は訊いてみる。アスカはテレビ画面を見ながら、
時折、料理に箸を付け、食べている。
僕の言葉は全く耳に届いてないようだ。
僕は溜息をついた。
何気なしに僕はアスカが見ているテレビ画面を見遣った。
もちろん今まで見ていなかったのでストーリーなんてわからない。
それでも気を紛らわすにはもってこいだった。
画面に映るのは二人の男女、今、人気の俳優と女優だ。
何か言い争っている。
話しの流れはわからないが、凄い喧嘩だ。
正に迫真の演技。僕はその二人の喧嘩をただ見ていた。
次の瞬間、僕は息を呑んだ。
いきなり男女は抱き合いお互いの唇を重ね合った。
僕は呆気にとられて、持っていた箸を落としそうになる。
いや、恋愛ドラマなのだからキスぐらいはするだろう。
それでも、今まで喧嘩していた二人がそんな行動に移すなんて
考えもできなかった。話しの主旨がわかっていなかった僕には尚更だ。
僕はアスカがどんな顔をしているのか気になりチラリと彼女の方を見た
アスカは真剣な目をしていた。その頬は少し赤らめ、瞳はやや潤んでいる。
感動している?
僕はそう思うと同時にそのアスカに対して、胸をドキリとさせた。
僕に対してあんなキツイ態度を取るアスカと今のアスカのギャップに
アスカのことを『かわいい』と思ったのだ。
しかも、妹としてでの『かわいい』じゃない、
男が女に対しての『かわいい』という感情だ。

16 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/13 16:47:43 ID:???
ドラマは終わった。
エンディングのテロップが流れている。
アスカはドラマを見るのは止め、
料理に箸を付ける頻度を多くした。

「まあまあね…」

アスカは僕を料理を見ながらそう言った。
一瞬、アスカが何を言っているのか僕にはわからなかった。
いや、僕にその言葉を投げかけているのかさえわからない。
僕はアスカの言葉に何も答えず、彼女の顔を見た。
アスカは顔をもたげ、僕を見る。
視線がかち合い、条件反射で慌てて僕は目を逸らす。

「褒めてあげたんだから、何か言ったらどう?」

褒めた?何を?何時?
僕の頭の中に幾つか疑問が浮かんだ。

「シンジが訊いたんでしょ、『おいしい』って」

アスカは箸で料理を指す。行儀が悪い。
確かに僕は訊いた。でも、それはかなり前に訊いたことだ。
聞こえていたのならすぐに答えてくれればいいのに、
それにアスカは『褒めてあげた』と言ったが、
『まあまあ』は褒め言葉だろうか、
アスカにとって情けない兄に対しての最大限の賛辞なのかもしれない。
僕は一応、笑顔を取り繕い、アスカに顔を向けた。


17 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/13 17:16:02 ID:???
僕がアスカに笑顔を向けると、アスカは一瞬怯んだ顔をした。
顔も少し紅い?さっきのドラマでの感動の余韻だろうか。
しかし、アスカはすぐに元の表情に戻し、僕をまた睨んだ。

「何よ、その顔!?」
「え?」
「アタシに何か文句でもあるの?」

とんでもない。あるわけがない。
僕は「まさか」と首を左右に振った。

「じゃあ、そんなキモチワルイ笑顔でアタシを見ないで!」

アスカの怒声が飛ぶ。
『キモチワルイ』流石にこれは傷つく。
だが、傷ついたからと、これといってできることはない。
僕は何も言わず、俯き、食事を続ける。
味がしない。せっかく作ったのに。
静寂がリビングを支配して、
カチャカチャと食器の音だけが部屋内を響き渡った。
沈黙が苦しい。何か言わなきゃ。
こんな中で食べても美味しいわけがない。
悩んで僕の口から出た言葉は、

「ゴメン、アスカ…」

だった。



18 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 18:43:07 ID:???
                _∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
     デケデケ      |                         |
        ドコドコ   < つづきまだーーーーーーーー!!? >
   ☆      ドムドム |_ _  _ _ _ _ _ _ _ _|
        ☆   ダダダダ! ∨  ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
  ドシャーン!  ヽ         オラオラッ!!    ♪
         =≡= ∧_∧     ☆
      ♪   / 〃(・∀・ #)    / シャンシャン
    ♪   〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
         ||  γ ⌒ヽヽコ ノ  ||
         || ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   ♪
        ./|\人 _.ノノ _||_. /|\
         ドチドチ!


19 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 20:03:27 ID:???
個人的にはアスカがシンジを名前で読むより「お兄ちゃん」とか「兄貴」とかの方が
兄妹って感じがしていいと思う。

20 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 20:26:07 ID:???
うお〜、俺にとってエヴァは妻のようなもんだ、みたいなことを書き込もうとしたら
すげぇのが投下されてんじゃん!!

21 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 20:27:56 ID:???
>妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験

書くスレ間違ってるんじゃない?
ここじゃ、誰も読んでくれないよ

他の人間との絡みがあるなら
総合LAS投下スレへ
無いなら
LAS投下スレへ
エロなら
きゃぁスレへw

22 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 21:01:55 ID:???
ここだからこそ隠れた名店って感じでイイ。

23 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/13 23:00:06 ID:???
                _∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
     デケデケ      |                         |
        ドコドコ   < つづきまだーーーーーーーー!!? >
   ☆      ドムドム |_ _  _ _ _ _ _ _ _ _|
        ☆   ダダダダ! ∨  ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
  ドシャーン!  ヽ         オラオラッ!!    ♪
         =≡= ∧_∧     ☆
      ♪   / 〃(・∀・ #)    / シャンシャン
    ♪   〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
         ||  γ ⌒ヽヽコ ノ  ||
         || ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   ♪
        ./|\人 _.ノノ _||_. /|\
         ドチドチ!


24 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/14 23:51:04 ID:???
>>21
それらの場所だと絶対に荒らされる。近親ネタに近いし。
利用価値のないこの糞スレを再利用した方が精神衛生上良い。

25 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/15 00:58:37 ID:???
その言葉でアスカはひどく悲しい顔をした。
そんな顔を目の当たりにして、
僕は自分がとてつもなく悪いことをしたような感覚に陥った。
僕は何かアスカの琴線に触れる事をしただろうか。
多分していない。あえて言うならば謝ったことだが、
それは以前からアスカに『すぐ謝るな』と怒られはするが、
悲しませるような事ではないはずだ。

「どうしたの、アスカ?」

僕は訊いてみた。恐る恐るという言葉が形容できそうなぐらい慎重に。
怖かったのかもしれない、
アスカではなくて無意識に彼女が悲しむよう仕立て上げた自分自身が。

「なんでもないわよ、バカシンジ!」

アスカはハッとして、いつもの勝気な態度をみせると、
素早くご飯を口に運んだ。
そんな急いで食べたら喉が詰まるよ、
そう言おうとした矢先、アスカは「ん…」と言って喉を押さえた。
詰まらせたらしい。
僕は慌てて立ち上がり、台所に行って冷蔵庫から冷たいお茶を持って来て、
それをアスカに渡した。
アスカはそれと一緒にご飯を飲み込み事無きを得た。
良かった、僕はホッと胸を撫で下ろした。

「大丈夫、アスカ」

僕がアスカの顔を眺めながら言うと、アスカは「ふんっ」と顔を背けた。


26 :妹アスカに対する(ry を書いてる人:05/03/15 01:06:58 ID:???
わ!
こんな読んでくれてるなんて…
一人二回書き込みとして三人ぐらい?
これはがんばらねば。
こういうコメントはあまり快く思われないと思うので極力控ます。
そして、これは>>3さんのアイディアに基づく全力投球で近親ネタなのでお嫌いな方は回避して下さいませ。
ん?(全員嫌いだったら読んでくれる人いないんじゃ?

27 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/15 01:08:08 ID:???
投下キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
萌える!!

28 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/15 01:09:14 ID:???
食事も終わり、僕は後片付けをしている。
アスカはもちろん手伝わない。
別にいい。僕は何かしている方が落ち着くから。
食べ終えた食器を台所に運び、皿洗いを始める。
背後のリビングではテレビの音が聞こえる。
アスカは部屋に戻らず、まだそこでテレビを見ているらしい。
僕は皿を洗いながら考え事を始めた。

最近、妹…、アスカの態度が少しおかしい。
僕に対する態度が日に日に酷くなっているように思える。
昔はアスカに呼び捨てにされるとはいえ、
こんな間柄ではなかったように思える。
幼稚園のとき、アスカはよく僕の後ろを追いかけてきて、
トイレまで付いてきて困った過去がある。
確か、この時からアスカに名前で呼ばれていた記憶がある。
僕も子供だったしそれを許容というか、全然気にしなかった。
その時は僕にべったりと甘える妹だったと覚えている。
小学校の時も一緒に登下校して、仲が良い、いや、良すぎる兄妹として、
クラスのみんなにからかわれたりもした。
中学時代、そういえば、お互いの身体的特徴、特にアスカが女らしく
そして、僕が少し男らしくなった、この時から僕等は肉体が違うと意識し始め、
仲が少しだけギクシャクしだしたような気がする。
他人が聞いたら、そんなの兄妹では関係無い、と思われるかもしれない、
それでも事実、僕らはお互い少しずつ離れていき…、
いや、違う。
ここで僕は一旦その思考を止め、もう一度思い直した。
意識していたのは僕だけだろう。


29 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/15 01:10:15 ID:???
>>26
これからも頑張ってください。
俺もなんか触発されて少し自分で兄妹モノ書いてみてたり。

30 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/15 01:10:56 ID:???
アスカの身体が女性へと変貌していくにつれ、
僕は彼女を女として意識しだしたのだ。実の妹なのに。
そして、僕のその態度がアスカに伝わり、
アスカを不安にさせ、わがままや意地悪をしたり、
自己中心的な態度を僕だけに取るようになったと思う。
僕が高校3年生になった今ではアスカの僕に対する態度は理解不能になっていた。
怒っていたと思い、謝ったら悲しそうな顔をして、そしてすぐにまた怒ったり、
つっけんどんな態度をとる。

「ふぅ…」

僕は溜息をついた。
もう僕ら兄妹は僕がこの想いを失くさない限り元には戻らないだろう。
いや、既に関係の修復は不可能なのかもしれない。
僕のこの想いは消えない、決して、永遠に。
だけど、もちろんそんなこと許されるわけがない。
だから僕はアスカに『兄さん』と呼んで欲しかった。
そう呼ばれたのならば自分の心にブレーキをかけることができる。
それがアスカに僕を兄と呼ばせたい理由だと思う。
◆◆◆◆◆◆
食器は全て片付いた。
僕は手を拭き、リビングへと向かった。

「あ…」

僕は思わず声を出した。
寝てる。
アスカはソファーの上に横になり、
寝息を立てていた。


31 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/15 01:54:57 ID:???
振られて15分で書き始めてるってのが凄い

32 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/15 01:56:49 ID:???
「可愛い…」

僕はアスカに聞こえぬようボソリと呟いた後、
彼女の肩を軽く揺すり声をかけた。

「アスカ、そんな格好で寝てたら風邪ひくよ」

そんな格好。僕は自ら言った言葉を頭の中で繰り返すと、
改めて、アスカの姿を確認した。
降りて、視覚を閉ざしている彼女の瞼の上にある、長いまつ毛。
微かに聞こえる口から漏れ出す可愛い寝息。
半袖のシャツから伸びる彼女の柔らかそうな腕。
ホットパンツを履いて、無防備にも曝け出されている太股。
どれもこれも僕を狂わせる物ばかりだ。
いつの間にか僕はアスカの寝ている姿を魅入っていた。
アスカに顔を近づけさせる。彼女がより鮮明に見え、寝息がよく聞こえてきた。
ドキドキと僕の心臓は早まる。
ダメだ、そこで僕は首を横に振った。
このままでは精神衛生上悪い。
いや、悪いのは自分自身の心の持ちようだろう。
だけど、僕には彼女の艶姿は耐えられなかった。
アスカが風邪をひかぬよう、僕が暴発してしまわないよう、
アスカを彼女の部屋へと運ぼうと、
膝の裏と背中を持ち、彼女を抱えた。
すると柔らかな弾力のある女性特有の肉の感触が僕の腕に広がった。
僕はアスカを抱えながら彼女の寝顔を見た。
アスカは相変わらず「スゥー、スゥー」と可愛らしく寝息を立てている。
その寝息が発せられる彼女の唇は朝露の付いた華のように、
少し濡れているように見えた。それを僕は凝視する。
柔らかく、温かそうなピンク色の唇。
僕は無意識の内にアスカに顔を近づけ、自らの唇を彼女の唇へと重ねた。


33 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/15 02:05:49 ID:???
o(^-^)o

34 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/15 02:36:01 ID:???
おお、キスキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

35 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/15 02:43:57 ID:???
       _   (⌒Y´ ̄ヽ  ∧_/( ̄)) ∧_∧
    γ´  `ヽ_`と.__   )( ・ ∩( 《 ( ・∀・)  ゴロン
     )) ,、 , ) <、_,.ノ  ヽ、.__,ノ  l  つ つ
    ((_/し∪V              .ヽ.__ノ!__)) ゴロン
  ∧__∧       ∧_∧          ∧_∧  
 (    )       ( ;´Д`)        (・∀・ ) <続き速くぅ〜。
 (    つ     (U_U )つ       (つ  と)
 .ヽ___ノj       神様          (⌒Y⌒)
    ∧__∧                . / ̄ヽ ̄
   (・    )           __    ( __  ) (  ゴロン
    と   ヽ ( ̄))∧_∧  /´ `Y⌒) VUVJ_)
    (__ト、__丿 〉 》∩ _) (   .__つ´
          ヽ、.__,ノ   ヽ、__,.>

36 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/15 03:05:12 ID:???
生殺し〜!!
メチャクチャうまいところで切れてる!!
激しく続きキボン!!

37 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/16 00:57:36 ID:???
今日はまだぁ?

38 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/16 01:47:41 ID:???
僕にとって初めての異性との接吻。
想像した以上の柔らかな感触が唇に訪れ、
ふわりと女の子の匂いがした。
女性とも少女ともいえないアンバランスな香りが僕の鼻腔をくすぐる。
それと同時にアスカの甘い味覚が僕の唇を支配していった。
僕は目を瞑り、しばらく唇を重ねたままでいた。
そう、ただ触れ合わせる、それだけで僕の心は満たされていった。

「ん…」

僕は唇を放し、瞼を上げると、再びアスカの寝顔を見る。

「アスカ…」

小さく彼女の名を呼ぶ。アスカに返事は無く、
変わらず静かに寝息を立てるだけだった。
僕はそれらを見聞きいて思わず表情を綻ばせる。
だが、それも束の間、満たされた筈の僕の心は、
穴の空いた風船のようにすぐに萎れていった。

「何やってるんだ…、僕は…」

アスカの幸せそうな息遣いに反比例して、
僕の体の内側から何かがふつふつと沸き起こってきたのがわかる。
黒く靄のような物が僕の心を浸食していく。
それが何なのか僕にはすぐに理解できた。
寝ている女の子の唇を卑怯にも奪ってしまった罪悪感、
妹への不逞行為の背徳感、
そして、そんな事をした自分自身に対する嫌悪感、
それらが全てごちゃ混ぜとなりドス黒い靄を生み出したのだ。
僕は落ち込んだ。自分が心底、嫌になる。


39 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/16 01:49:09 ID:???
アスカを彼女の部屋へと運び、ベッドへそっと置き、布団をかけると、
僕は黒い感情を抱きながら自室へと向かった。
自分のベッドに腰掛け、頭を抱え、俯く。
何故アスカにキスをしてしまったのだろう、
今まで必死に耐え、心の奥へしまいこんでいた感情を今日、発露してしまったのだろうか。
僕は人差し指の横腹で自分の唇を擦ってみた。
そして、目を瞑り、自分の指をアスカの唇に見立て、一度だけキスをする。
僕はアスカの唇の色、味、そして感触を思い出し、
どうしようもないぐらい興奮してきた。
アスカの柔らかな肉体の残像が目の裏に映し出され、
情欲の炎がぷすぷすと燻ぶる。
怖い。僕は僕自身が怖かった。僕はアスカに何をしたんだ。
自分がわからない。いや、一つだけわかったことがある。
僕は頭を抱えたままベッドへと寝転び、呟く、わかったことを言葉にした。

「最低だ…っ、俺って…」

僕の言葉は身体の中へと染み込んでいった。



広い正方形の部屋に僕は立っていた。
正面の奥にドアが見える。白いドアだ。
部屋内には他には何も無い。


40 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/16 01:50:33 ID:???
僕は、ここは何処だろうと思い、何気無しに左の壁を見てみる。
壁は一片の染みのない新雪を喚起してしまう程、真白かった。
右も見てみる。白い。
後ろも見る。こちらも白い。
僕は視界を元の位置に戻そうと正面を見た。

『・・・!!』

僕は驚き、目を見開いた。

いつの間にか部屋の中心にベッドが置いてあった。
壁の色と同じで真白いシーツがベッドにはひかれている。
今まで何もなかったのに。
誰が。いや、それより少ししか目を離していないのにどうやって。
見るとベッドの上には男女が二人いる。裸の男女が二人重なり合っていた。
彼らが運んできたのか?
男は僕に背中だけ見せて、顔は確認できない。
女は男の前に寝ていたため、男が邪魔で顔がわからない。
僕はそれを唖然と見ていた。
男は身体を、特に腰を動かし始める。
すると、女は苦悶に満ちた声を響かせた。
二人がセックスをしているということはすぐにわかった。
しかし、女の方は苦痛の声を部屋内に響き渡らせているだけだ。
レイプしている?
『何してるんだ』
そう言ったつもりだが、声は出なかった。
だが、男は出ていない筈の自分の声に気付いたのか、
僕に女の顔を見せるように、身体を横にずらした。


41 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/16 01:51:45 ID:???
女の顔が見える。赤い髪の可愛らしい───

『!!!』

僕は息を呑み込んだ。
男に犯されているのはアスカだった。
苦痛に顔を歪め、瞳からは涙が零れている。

『やめろ!!』

僕は叫んだ。だが、声は出なかった。
男は腰の動きを早め、抽挿を繰り返す。

そして、結合部からぬめった水音を出し、僕の耳に絡み着く。
アスカの痛々しい声が聞こえてきた。
「もうやめて…許して…」と。
すすり泣く声も聞こえる。
僕は力づくで止めようと男に飛びかかろうとしたが、
身体は一ミリも動かなかった。

『やめろ! やめろ! やめろ!!』

僕は有らん限りの声で叫んだが声は出なかった。
男は最大まで早く下半身を動かしたと思うと、
身体を打ち震わせた。絶頂を迎えたらしい。
アスカと繋がったまま。恐らく彼の陰茎から飛び出す精液がアスカの膣内を汚しただろう。
僕は拳を握り締め、叫ぶ。だが、声は出ない。
アスカの下半身の箇所だけ白いシーツが紅く染まっていた。
アスカは泣いていた。
なんてことを。チクショウ。
僕の中で男に対しての殺意が芽生えた。


42 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/16 01:54:01 ID:???
しかし、相変わらず身体は動かない。
男はこちらを振り向く。
男の顔を見ても僕は驚かなかった。予想はしていた。
よく知っている顔だ。毎日合わせる顔。
こちらを振り向いた、その人物。それは『僕』だ。
僕の目の前に『僕』がいた。
アスカを犯していたのは『僕』だった。
『僕』は僕の顔を見て笑うと、再びアスカを犯し始めた。
アスカは身体の力が抜け切ったようで抵抗はしない。

「もうやめてくれ! なんでお前はそんなことするんだ!」

やっと声が出た。だが、『僕』は僕の顔を見向きもしない。

「君がしたいことをしてあげてるんだ…、感謝してよ」

『僕』はアスカを犯しながらそう言った。
冗談じゃない。僕はこんなこと望んではいない。

「嘘だ! 僕はそんなこと思ってなんかない!」
「それこそ、嘘さ…、君はアスカを独占したいと思っている、
 自分の物にしたい。誰にも取られたくない、
 そう思ってるんだろ?」
「そんなわけ…」

そこで僕は言葉を切った。『そんなわけない』とは言えなかった。
『僕』がこちらを振り向いて笑った。嫌な笑いだ。

「簡単だよ、アスカを自分の物にするなんて」

『僕』はアスカの首へと手をかけた。


43 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/16 01:54:50 ID:???
「何するんだ!!」

僕は叫ぶ。もう悲鳴に近い。
「こうすればイイんだ」『僕』の腕の血管が少し浮く。手に力を込めたようだ。
アスカのくぐもった苦しそうな声がする。
そして、その絞まるアスカの白い喉を見ながら僕は涙を流していた。

「やめて、もうやめてくれ…アスカ、逃げて…」

嗚咽を撒き散らす。胃から酸っぱい物が込み上げてくる。吐きそうだ。
アスカは腕を震わせながら『僕』の頬を撫でると、
力無く、ダラリと自分の身体に腕を落としていった。



そこで僕は目を覚ました。
いつの間にか寝ていたらしい。
起き上がると、僕は辺りを見回す、自分の部屋だ。

「夢か…」

最悪の夢だ。でも良かった。
汗を大量に掻き、僕は着ているシャツをびっしょりと濡らしていた。


44 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/16 02:15:56 ID:???
なんか微妙…
でもイイ

45 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/16 02:28:23 ID:???
キテタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
激しくGJ!!どんどん続きが読みたくなる。

46 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/16 23:49:10 ID:???
age

47 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/17 00:22:22 ID:???
      ☆ チン     マチクタビレタ〜
                        マチクタビレタ〜
       ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ヽ ___\(\・∀・) < 続きまだ〜?
            \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       |  兄妹ずもう  |/


48 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/17 00:29:22 ID:???
イイ!こんな隠し良スレがあったとは!!

49 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/17 02:30:38 ID:???
>>46
ageてもいいけど荒らすなよ
>>48
そんなこと言ったら>>1可哀想だ。

50 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/17 11:06:07 ID:???
昨日は来なかったのか。
今日は来てくれるかな?

51 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/17 22:54:41 ID:???
頼む、神様カムヒヤー!!

52 :妹アスカに対する(ry を書いてる人:05/03/17 23:25:36 ID:???
>>51
すいません、今書いてる最中です。
キリのいいところまで書いたら投下します。
今日中に投下がなかったら笑って許してやってください。

53 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/17 23:37:27 ID:???
おお、コメントキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
急がなくても良いので、どうぞマイペースに執筆してくださいませ。

54 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/17 23:37:30 ID:???
質も〜ん!
どの位続きますか?

55 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/18 06:32:31 ID:???
ベッドに腰掛け、意味も無く手の平を数回、開けたり閉じたりする。
その手を見つめながら大きく溜息をつく。
もうアスカと一緒に暮らすのは無理なのかもしれない。
夢では否定はしたが、あれは間違いなく僕が望んでいることだ。
いつの日か今日見た夢は現実になってしまう確信が僕にはあった。
そう遠くない未来、僕は夢の『僕』のようにアスカを犯してしまうだろう。
妹に恋をする禁忌、それに触れようとする脈動が僕の心に存在している。
アスカとしたい。そしてアスカを僕だけの物にしたい。
誰にも渡したくない。兄妹である運命を僕は呪った。
部屋内でカチリと小さな音が鳴る。目覚まし時計だ。
古くて一時間ごとに僅かに音がしてしまう代物。
静寂に包まれている所為でその音がやけに大きく感じられる。
小学校の時、アスカに誕生日プレゼントとして貰ったヤツだ。
そのお返しにアスカの好きな色の赤い目覚まし時計を渡した。
アスカのあの嬉しそうな表情は今でも覚えている。
彼女が笑えば、僕も幸せだった。
でも、今は違う。アスカは笑っても僕は苦しいだけだ。
僕は机の上に置いてあるペンギン型の目覚まし時計を見た。
午前の5時。こんな時間帯に起きている人間はそうそういないだろう。
父さんと母さんは明日の夜に、つまり今日の夜に帰ってくると言ったから、
しばらくはアスカと二人きりだ。
学校が始まるまで時間はある。
もう一度、眠りに着こうかと思ったけれど、
喉の奥にはぬるぬるとした不快な粘液のような物が溜まり、僕の睡眠を阻害する。
僕はベッドから立ち上がると台所に向かい、冷蔵庫を開け、
中に入っていた500mlペットボトルのミネラルウォーターを取り出した。
ボトルのキャップを回し、飲み口に唇を付け、口内に水を流し込む。


56 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/18 06:33:20 ID:???
「ふぅ…」

喉が潤い、不快なぬるみが消えていく。
もう一度、口に含む。

「アタシにもくれない?」
「ぐっ!?」

不意に背後から声がかかり僕はむせそうになった。
ペットボトルから口を放し、ゴホッゴホッと咳き込みながら、後ろを振り向く。
アスカだ。アスカは何してるのよ、といった顔で咳き込む僕を見ていた。

「アスカ、こんな時間にどうしたの?」

咳を交えながら僕が訊くと、
アスカは「それはこっちのセリフ」と言って肩を竦めた。

「そんなことよりアタシにも水くれない? なんか喉渇いちゃって…」
「え? あ、うん」

僕は頷いて冷蔵庫を開けようとした。

「シンジの持ってるヤツでいいわよ、少ししか飲まないから…」

僕は驚き、持っていたペットボトルを自分の顔の位置までに上げ、
「コレ?」とアスカに訊いた。
アスカは答える代わりに僕の手からそれを奪い取ると口を付け、水を飲み始めた。
こくこくと彼女は触れたら溶けてしまいそうな雪のように白い喉を動かし、
ペットボトル内の水を減らしていく。


57 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/18 06:34:15 ID:???
間接キス、僕はそう思いながら、アスカの一連の動きを呆気に取られ見つめていた。
アスカには僕に対しての不快感はないのだろうか、
僕は彼女にそう嫌われてはいないという事実に安心するが、
急に、先程見た夢の映像が脳内に広がる。
夢のアスカの苦しむ姿と裸体が、目の前に立っているアスカと重なった。
背中に冷たい汗をじわりとかく。
アスカは飲み終えると僕の顔を訝しげに見つめる。

「何よ、全部飲んじゃダメだった?」

アスカが訊いてくる。その顔は少し不安そうだ。
僕は何故アスカはそんな顔をするのか疑問に思いながら、
首を左右に振り、「そんなこと無いよ…」と言った。

「あ、そ。じゃあ、そんな怖い顔で睨まないでくれる?」
「え! こ、怖い顔!?」

僕は慌てて自分の顔を触る。
そんなことで表情がわかるわけはないが条件反射的に動いてしまった。

「そーよ、そんな顔して、アタシがビビルとでも思ってんの?」

アスカは左手を腰に当て、
右手に持っていたペットボトルの先端を僕に向かって指した。

「そんなつもりじゃ…」

僕はアスカから目を逸らし俯いた。すると、彼女の足が視界に入ってくる。


58 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/18 06:35:07 ID:???
「また、目を背ける! こっち見なさいよ! アタシを見なさいよ!」

アスカの足はこちら側に近づいてきた。
夢の映像がまたフラッシュバックする。
怖い。アスカを傷つける僕が怖い。

「近づかないでよ!!」

僕は自分でも驚く程、大きな声を発した。
近所迷惑になるという考えが脳裏を掠めたが
それは一瞬のことで、それよりも視界の中のアスカの足が止まったことに注視した。
いや、止まっただけじゃない、その脚全体を見ると微かに震えている。
慌てて僕は顔を上げて、アスカの顔を見た。

「ァス…カ……」

名前を呼んだつもりがうまく喋れなかった。
アスカの顔、表情は至って普通だ。
でも、僕にはわかった。アスカは悲しんでいると。
アスカが生まれた時からの付き合いだ、わかってしまう。
他人が見ても絶対に気付かない、小さなちいさな顔の翳り。
それが小さい程、アスカの悲しみは痛いぐらいに僕に伝わった。
僕は何をした。アスカの気持ちがこんなにも伝わるのに僕はアスカに何をした。
本当はわかっていた筈だ。アスカの行動が理解不能なんて、嘘だ。
理解はしていた、自分でわからないと思い込んでいただけだ。

「何よ…、何なのよ…」

アスカの声が聞こえる。
ダメだ。嫌だ、こんなの。


59 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/18 06:35:53 ID:???
さっきはアスカが笑っても苦しいだけだと思ったけど、
アスカが悲しんでも僕は苦しい。胸が締め付けられ、
目の奥がチリチリする、喉の奥がカラカラだ。
どうしようもない、この感情。
気付くと僕はアスカの腕を握っていた。

「触んないでよ、キモチワルイ! アタシのこと嫌いなんでしょ!?
 近づきたくもないんでしょ! 放しなさいっよ!」
「嫌だ!!」

僕は叫ぶとアスカの腕を手繰り寄せ、抱き締めた。
柔らかさが厚くない僕の胸板と腕に感じられた。

「放せ! 放せ!!」

アスカは僕の腕の中で暴れる。
どうしたらいいかわからない、
僕は咄嗟に、本当に咄嗟にアスカの頭を撫でた。
すると、アスカは嘘のように静かになっていく。
思い出した。子供の頃、癇癪を起こしたアスカの止め方。
父さんがしても母さんがしても通用しなかった、
僕だけができたアスカのあやしかた。
僕は撫でた、アスカの紅い髪を。
慈しむように、愛でるように。
アスカは暴れ、叫んだ余韻でふうふうと息を少しだけ切らしていたが、
しばらく、僕の胸に顔を埋めていたら、すぐに息を整えた。


60 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/18 06:36:48 ID:???
「落ち着いた?」
「・・・・・・」

僕は抱き締めながらアスカに訊いた、
アスカは何も言わない。ただ僕の着ているシャツを掴み、皺を作るだけだった
でも、怒ってはいないようだ。

「ごめんね、アスカ…」
「・・・・・・」

アスカに叱られるかもしれない『ごめんね』という言葉。
だけど、この『ごめんね』は今までとは意味合いが違う。
わかるよね、アスカ。
アスカは察したようにきゅっとシャツを握る力を強めた。

「好きだよ…」

僕は言う。
アスカは何も言わない。

「・・・・・・」

無言。
沈黙が訪れた。






「ほんと?」

61 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/18 06:37:59 ID:???
アスカは僕の胸から顔を外し、僕の顔を見る。
僕が頷くとアスカは安心したように顔を綻ばせる。
可愛い、不謹慎にも僕はそう思った。

「昔は仲良しだったのに、中学の時からシンジがアタシのこと避けたり、
冷たくするから、嫌いになったと…思ってた…」

そんなわけないじゃないか。僕は首を左右に振り、
何も言わずにアスカをより強く抱き締めた。

「ン…」

アスカは小さく呻く。
僕は少し腕の力を緩めた。

「苦しかった?」
「全然…、でも抱き締めるより頭、触って…欲しい…」
「うん」

僕はアスカの頭を撫でた。
アスカは猫のように目を細め、気持ち良さそうに口から息を漏らす。

「懐かしい…、子供の頃、アタシが泣いたら、
 よくシンジが頭、撫でてくれてたよね?」
「覚えてたの?」
「当たり前でしょ…」
「ごめん、僕は忘れてた…」

そう僕は忘れていた。今の今まで、アスカに対しての劣情が強さを増し、
子供の頃の思い出なんか吹っ飛んでいた。
アスカは覚えていてくれたのに。


62 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験:05/03/18 06:40:06 ID:???
「でも、さっき思い出したんでしょ? だから撫でたんでしょ?」
「うん」

僕は頷く。アスカは嬉しそうに笑う。

「それじゃあ、これからは昔みたいに仲がいい兄妹に戻れるわよね?」
「…うん」

少し、ズキリと胸が痛んだ。僕は戻れないかもしれない。
だけど戻る努力はできる。アスカへの気持ちを忘れることによって。

「そろそろ、離れない? いくら仲が良くてもこんな抱き着いてる兄妹はいないわよ…」
「そ、そうだね…」

僕は慌ててアスカを腕から開放する。
アスカは僕のシャツを放すと、一歩後ろへと下がった。

「アスカ、好きだよ」

僕は微笑みアスカの兄妹としての想いを隠れ蓑に自分の気持ちをアスカに伝えた。
アスカは僕の笑顔を『キモチワルイ』とは言わなかった。ただ、笑いながら、

「アタシもよ、お兄ちゃん」

そう言った。『お兄ちゃん』望んでいたはずの言葉なのに、
僕の心にはやるせなさが残った。
哀しい。悲しい。でも、これでいいんだ。
僕がアスカを愛してもアスカは幸せにはなれない。
ごめんね、アスカ、こんな兄で。ごめんね、アスカ、こんな男で。

その日、僕らは久しぶりに二人で学校へ行った。

63 :妹アスカに対する(ryを書いてる人:05/03/18 06:49:47 ID:???
>>44
微妙さは愛への複線ということで…

>>53
うお!ありがとうございます。
でも、それを言われると本当にマイペースに書いてしまうので自分に枷を作りますw

>>54
3月中には終わらせたいです
もう一つの方が滞ってるので…

徹夜した所為で全レスする気力が、
読んでくれた方々、感謝の気持ちでいっぱいです
ありがとうございましたOTL


64 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/18 08:22:57 ID:???
うああすっげえ続きが読みたいー
GJですた
仲直りはしたけど・・・ああ気になるうう

65 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/18 10:33:30 ID:???
GJ!!
スゴク(・∀・)イイ!!

66 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/18 12:56:37 ID:???
うおおおおお!!朝に投下来てた!!
いつもながら次の展開が非常に気になってしまう作品だ!!

67 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/18 14:38:39 ID:???
素晴らしい。二重丸をあげよう

つ◎

68 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/19 23:16:18 ID:???
久しぶりにエヴァFF読んで転がっていいですかあぁぁ〜〜!?

69 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/20 00:16:06 ID:???
いいですよぉぉぉぉ〜〜〜!!俺も転がりまくってるよぉぉぉぉ〜〜〜!!

       _   (⌒Y´ ̄ヽ  ∧_/( ̄)) ∧_∧
    γ´  `ヽ_`と.__   )( ・ ∩( 《 ( ・∀・)  ゴロン
     )) ,、 , ) <、_,.ノ  ヽ、.__,ノ  l  つ つ
    ((_/し∪V              .ヽ.__ノ!__)) ゴロン
  ∧__∧       ∧_∧          ∧_∧  
 (    )       ( ;´Д`)        (・∀・ ) <続き速くぅ〜。
 (    つ     (U_U )つ       (つ  と)
 .ヽ___ノj       神様          (⌒Y⌒)
    ∧__∧                . / ̄ヽ ̄
   (・    )           __    ( __  ) (  ゴロン
    と   ヽ ( ̄))∧_∧  /´ `Y⌒) VUVJ_)
    (__ト、__丿 〉 》∩ _) (   .__つ´
          ヽ、.__,ノ   ヽ、__,.>


70 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験2:05/03/20 09:41:40 ID:???
僕は台所で今日、学校で食べる、昼のお弁当を朝食と同時進行で作っていた。
まな板をトントンと小気味良い音で鳴らし、味噌汁に入れるネギを切っている。
切りながら、シャァー、という水音が耳に入ってきていた。
台所と浴室はそう離れていない。
というか、家自体、マンションなのでそう広くはないため、
特に他のものに意識を集中していないと浴室からシャワーの音が
否応なく耳に届いてしまう。
僕は幸か不幸か父母共々、働いているため昔から時々、料理を任されていた。
最初の内は四苦八苦しながら作っていて、周りを気にする余裕はなかったが、
慣れとは不思議なもので、現在では料理を作りながら、
洗濯機の終了音などにも注意を払える。(家の家事もほとんど母から時々任される)
だから、今、浴室から発している音を僕は聞く気はなくても自然と耳に入ってきてしまう。
浴室に入っているのは、当然ながら父でも母でもない。
彼らは今日の夜に帰ってくると聞いている。
つまり、中でシャワーを浴びているのはアスカだ。
鼻歌も聞こえて、実に気持ち良さそうだった。
つい僕は浴室のアスカを想像してしまう。
濡れている紅いなめらかな髪。そこから滴るお湯。
気持ち良さそうなアスカの顔。
湯を弾くきめ細かい肌。
すらりと伸びる彼女の四肢。
そして、形の良い───。
そこで僕は想像するのをやめて、動かしていた包丁を止めると、股間を見る。
少し盛り上がっていた。膨張していたらしい。
顔が熱い。多分、赤らんでいるだろう。
僕は目を瞑り、何度か深呼吸して、その想像を打ち消す努力をした。
想像しちゃいけない。忘れるんだ。
それでも、ドキドキと心臓が強く鳴る。
まるで自分に正直になれよ、と言うように。
僕は不安になる。


71 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験2:05/03/20 09:42:40 ID:???
もしかしたら、いや、もしかしなくてもアスカへの想いを
永久に忘れることはできないのではないかと考えてしまう。
僕には自分の気持ちがはっきりとわかっている。
断言できる。アスカが好きなんだ、僕は。
妹としてもあるけど、しかし、それよりも一人の女性として『愛している』。
子供の頃から疑問に思っていた。
何故、僕らは兄妹なのか、と。
僕らが他人で普通に出会ったならば、
僕は自分の気持ちを打ち明けられたかもしれないのに。
だけど、兄妹でなければ、僕らは出会わなかったかもしれない。
それでも今の立場よりはましだろうか、
こんなに苦しむことはないのだから。

僕は目を開け、包丁の動きを再開させる。

「あつッ」

指に痛みが走る。
不注意だ。意識の散漫。
僕の人差し指から赤い液体が流れ出す。
結構、深く切ったかもしれない。
あっという間に白いまな板に血が広がった。

「シンジ!」

アスカの声がした。
いつの間にか、浴室から出てきたらしい。
僕は指を押さえながら慌ててアスカの方向を振り向く。


72 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験2:05/03/20 09:43:44 ID:???
「ぅあ…」

思わず、くらっとした。
アスカの姿。幾ら僕が兄でもそれはないだろうと思った。
アスカはバスタオル一枚だけを肌に巻きつけ、台所の入り口に立っていたのだ。
髪は濡れ、何処か色っぽい。僕の心臓は大きく蠢く。
僕は腰を僅かに引いた。恥ずかしい。
そんな僕の様子にアスカは気にも止めないでつかつかと歩み寄ってきた。

「シンジ、血ぃ、血、出てる!」
「こ、これぐらい平気だよ、それよりアスカ、服を───」

僕が言い終わる前にアスカは僕の指を咥えた。
「あッ!」

僕は思わず声を上げた。目頭が熱くなる。
お風呂上りのいい匂い。
ボディソープとシャンプーの匂いがアスカの肉体から立ち込め、
それと合わせて、ほんのりと体温も伝わってきた。
アスカは僕の指を吸う。正確には僕の指から出てくる血を吸う。
アスカの舌の感触が気持ちイイ。
僕は息を荒くしてしまう。必死にそれを抑える。
しかも、この位置。アスカの乳房の谷間が見事に見えてしまう。
ああ、ダメだ。これ以上、やられたら僕の理性が持たない。

「ア、アスカ、もういいよ! 止まったから、血」

アスカは僕の指から口を放す。
放す際、唇を少しだけ開け、中のピンク色の舌を覗かせた。
あの舌で僕の指を。僕はアスカをまた抱き締めたい衝動に駆られた。
しかし、残った理性がそれを押し留める。


73 :妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験2:05/03/20 09:45:11 ID:???
「本当? 大丈夫?」

うんうん、と僕は無言で頷く。今、喋ったら声が裏返りそうな気がしたからだ。

「そう? でも、注意してよね、ホント。シンジが大怪我したら
 看病するのはアタシなんだから」

僕は微笑んだ──つもりだった、だけど、多分ぎこちない笑顔だったと思う。
アスカはくすっと笑ったから。
アスカはそのまま自分の部屋に行くため台所を後にした。
入り口に差し掛かる際、こちらを振り向き、
「ホント、気を付けなさいよ、シンジ…」と言って、心配そうに声をかけてきた。
アスカの部屋のドアが開いた音がして、すぐに閉まる音がした。
部屋に入ったらしい。アスカの部屋に置いてあるドライヤーの音がする。
そういえば、アスカ、僕のこと、シンジって。
つい最近までそう呼んでいたから癖だと思うけど、
それでも僕は嬉しかった。
僕はアスカに今しがた舐められていた指を見た。
さっきまでこの指にアスカの舌が絡み付いていたのだ。
僕は自分の指にキスをする。
アスカの味がした。胸が締め付けられるように痛い。

「どうして、兄妹なんだろう…」

僕は指を放し、小さな声で呟いた。


74 :妹アスカに対する(ry:05/03/20 09:52:50 ID:???
タイトルのお尻にある「2」は話数でいうと>>62で一話が終わったと考えていただければ、幸いです。
ついでに、>>62の最後の一文、

>その日、僕らは久しぶりに二人で学校へ行った。


その日、僕らは久しぶりに二人一緒に学校へと行くことにした。

に脳内変換して貰えれば幸いっす。

75 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/20 11:23:23 ID:???
乙でしたぁ!

76 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/20 11:58:45 ID:???
エロいのはイイと思います!

77 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/20 18:45:55 ID:???
最高だ!!
俺もこんな文章力があればなぁ・・・。

78 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/21 01:23:04 ID:???
いいスレだ…。職人さん乙。
そしていいネタを振った>>3にベスト・オブ・ネタフリ賞を送りたい。

兄を持つリアル妹としてはマジでありえない話だけど。
うちの家、兄妹仲よくないし、ふたりとも引っ込み思案だしな。
でも兄とHする夢を見たことがある。

あんとき本気で欝になったことを思い出したよ…。
他のこと考えて必死で忘却した。
それを思い出して今苦い気持ちがよみがえったよ…。
自分語りスマソ。

79 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/21 01:34:04 ID:???
経験者は語るキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

80 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/21 02:25:47 ID:???
俺も妹が居るが、時々欲情してしまうときがある。(リビングで無防備な格好で眠ってる時とか)
もちろんその後には鬱にはなるが、さすがに妹の下着とかでオナろうとかって気にはなれない。

81 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/21 02:45:39 ID:???
>>80
お前それ女だったら何でもいい症候群だぞ

82 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:05/03/21 03:26:08 ID:???
姉は周りに言わせればそこそこの美人らしいが、
一度も変な気分になった事が無い。妹だと萌えるんだろうか。

83 :妹アスカに対する(ryを書いてる人 ◆N3KfCzebuQ :2005/03/21(月) 09:22:14 ID:???
読んでくれる人が多くなったかな?と思ったらきゃぁスレでリンク貼られててビックリw
あっちの方で書いてるのが滞ってて凄い罪悪感を感じるんですが…(↑トリップ付けたらこうなるんで)
でも、詰まったら他の物を書いて発散させたら良いと聞いたので、
コレを書き始めたのですが、思いのほか、筆が乗ってしまいましてね、
自分でも驚くぐらいのペースで書いてるんですよ
ということで、完成するまで、もう少し、皆さんのお時間を拝借させてもらいます

読んでくれた人ありがとうございますOTL

長文スマソ


84 :某所の中の人 ◆sweet/13h. :2005/03/21(月) 09:43:08 ID:???
>>83
おぉ、貴方でしたか。。

またもや勝手に転載させてもらってます。
全部終わってからにしようかとも思っていたんですが、すいません。
楽しみに読んでいるので頑張ってくださいですよ。

#作者名を変えておきますね。

85 :妹アスカに対する(ryを書いてる人 ◆N3KfCzebuQ :2005/03/21(月) 09:53:27 ID:???
>>84
転載板の管理人さんですか。
いつもご苦労様です。

>またもや勝手に転載させてもらってます。

何処かに乗せられてるとだけでも非常に嬉しいので、
むしろ、こっちからお願いしたいです、「転載して」ってw

>楽しみに読んでいるので頑張ってくださいですよ。

がんばりま〜すノシ

86 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 11:50:09 ID:???
なんだ、N3か。ブックマークから削除っと。

87 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 12:11:07 ID:???
>>86
激しく誤解してないか?
トリップにN3KfCzebuQって入ってるのはきゃぁスレの黎明期からいるほうだぞ


88 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 13:42:01 ID:???
しかもそういうのはどうかと思うよ

89 :86:2005/03/21(月) 13:52:38 ID:???
お母さん、先立つ不幸をお喜び下さい…OSZ

90 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 14:00:04 ID:???
誰だって間違いはあるさ。次からは気をつければいいんでないかい。

>>85
気が向いたときにでも書いてくだされば我々はそれで結構なのですよ。
別に連載が滞ってても罪悪感を感じる必要はないですよ。
貞m(ryに比べればどってことないですにょ

91 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 14:07:07 ID:???
むしろそんな放置プレイは望むところだ!

92 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 15:32:34 ID:???
おお、きゃぁスレの誰かじゃないかなと思っていたら
あなたでしたか。

93 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 15:39:44 ID:???
やはり神様は違うな、オーラが漂ってる

94 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 16:01:24 ID:???
きゃあスレに帰ってこないの?

95 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 16:05:32 ID:???
やっぱこれもきゃあ的展開になるんだろうか。
近親相姦はちょっとやだな…。Bまでなら可。

96 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 16:07:33 ID:???
春樹スレのも待ってますよ〜ととりあえず言っておこう

97 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 16:10:21 ID:???
俺は近親でもよろし。
俺自身は別に近親でも気にしないし、
気にするなら碇夫婦のsex時のシチュエーションの一つと考えればOK。

98 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 16:13:17 ID:???
コンドーム付ければセックスとは言えん。
文字通り薄皮一枚の線で結合されていないからだ。だからゴムつければおk

99 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 16:20:31 ID:???
正直なところ、心中とかにならなきゃいいなあ・・・と心配しておりました
作者があなたなら、何もかも全てお任せします

100 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 16:22:29 ID:???
結末予想はしちゃ駄目ですよ?

101 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 16:41:04 ID:???
隠れ名店だったはずのこのスレも随分メジャーになってきたなぁ。
良いことではあるが、展開にケチ付けて荒らす輩が出てこないかが心配だ。特に近親相姦は嫌う人も多いし。
みんな、どんな展開になってもおとなしく棒読みさんについていこうな。

102 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 17:09:30 ID:???
近親相姦ものといえば、前に菊丸さんとこにあった「いけないこと」が珠玉
でしたね。あっちは姉弟でしたが、逆バージョンも読みたかった、、、。

103 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/21(月) 20:12:35 ID:???
正直この2人の場合、近親でも何の問題も感じない。
むしろBまでとか曖昧な方が「いずれ2人とも違う恋人が」とか思って痛くなってしまう。

でもそれは個人的な感情なので、棒読み氏には好きなように書いていただきたい。
ガンガレ

104 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 01:09:59 ID:???
実はこのスレって主旨的には重複スレだったんだな。

あなたにとって、エヴァとは何ですか!?
http://comic5.2ch.net/test/read.cgi/eva/1043904515/

105 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 01:29:32 ID:???
今となっては重複とはいわせないwwwwwww


106 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 01:45:30 ID:???

【近親】もしもシンジとアスカが兄妹だったら【相姦?】


このスレはシンジとアスカの兄妹だったらを妄想するスレです

兄妹、姉弟、義兄妹、義姉弟、なんでもござれ
本編設定改変、学園、異世界、どれでもok

さあ、みなさんどんどん妄想しましょうw



次スレスレタイ↑をキボン

107 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 02:20:16 ID:???
まだこのスレの神が棒読み氏だけな今は次スレ立てられる見込みは少なくない?
それになんか個人的にはこのスレタイ継承させたい。

【LAS】お前らヲタクにとってエヴァとは何か述べよ!!その弐【近親】

とか。

108 :106:2005/03/22(火) 02:26:25 ID:???
>>107
>>29の発言に注目してみたんだw
ここも栄えるかなぁ、て思って。

>【LAS】お前らヲタクにとってエヴァとは何か述べよ!!その弐【近親】

これだと変だよ、やっぱ

【LAS】お前らシンジとアスカが兄妹だったらどうする?【近親】

せめてこれぐらいにw

109 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 02:42:20 ID:???
>>108
ごめん、>>29>>107なわけなんだが、
色々忙しいのと、棒読み氏と同じスレに投下できるほど上手くできないってのがあるんで・・・。
でもなんとかがんばってみるわ。
あと、スレタイで「兄妹」と言い切ってしまうと矛盾するので
【お兄ちゃん】シンジとアスカの近親相姦スレッド【姉さん】
とかの方がいいと思う。それに伴ってテンプレも
>このスレはシンジとアスカの兄妹だったらを妄想するスレです
の部分を
このスレはシンジとアスカの近親相姦を妄想するスレです
に変えた方がいいと思う。

110 :106:2005/03/22(火) 02:55:06 ID:???
>>109
ええええ〜〜〜〜〜〜
衝撃のカミングアウトw

じゃなくて、まぁ、書く書かないは本人の自由だからいいけど、
とりあえず期待だけはさせてwもしかしたら投下するかもしれない、と。

というか、
>このスレはシンジとアスカの近親相姦を妄想するスレです

近親相姦前提かyo
きゃぁスレよりやばいよw



111 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 03:02:31 ID:???
自分でも投下できればな、と思って頑張ってるんで。
ただ、まだ童貞工房なんでエロはできません。
せいぜい15禁くらいまで。

112 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/22(火) 03:58:36 ID:???
僕ら兄妹が通う、第三東京高等学校は家から少し離れた場所、
徒歩15分、駅まで歩き、そこから電車に乗り、
4駅進んだ後に降りて、10分程歩いた所にそれはある。
学校が始まるのは朝の9時だ。
家からは余裕を持って、8時に出れば、十分間に合う。
しかし、僕もアスカも今日はとびっきりの早起きをしたため、
時間は十二分にありすぎる。
僕はソファーに座り、リビングにある時計を見遣る。7時だ。
寝汗をかいたため、僕もシャワーを浴びたし、
朝食も食べた。昼のお弁当の用意だってした。
もうすることはない。後はアスカの身支度が終了するまで待ち、家を出るだけだ。
でも、それから出たとしても、早く着きすぎるだろう。
アスカの部屋の方からドアの開く音がした。
アスカは薄い青の制服を身に纏いリビングへとやって来る。
彼女も仕度は終わったらしい、いよいよもってすることは無くなった。
アスカが僕の隣に座り、僕を見ると笑顔をこぼす。
その微笑に僕は魅了されるように顔を熱くさせる。
頬を掻くふりをして赤面しそうな顔を隠す。
アスカの態度は昨日までとは本当に何もかもが違う。
僕と仲直りしたのがそんなに嬉しいのだろうか。
そんなに良い兄ではないのに。
僕はアスカの唇を見る。
昨日、アスカが寝ているときにここに口付けをしたことを考える。
彼女の唇の感触を思い出すだけで、僕の胸はどきどきと高鳴った。
この心臓の音がアスカの耳に届くのではないかと不安になり、
アスカの表情を伺ったが、「どうしたの?」といった顔で僕を見ていた。
とりあえず、今の僕の気持ちの昂ぶりはばれてはいない、その点は安心した。
アスカはちらりと時計を見る。僕も釣られて、時計を見た。
時刻は7時8分。まだまだ時間的に余裕はある。ありすぎる程に。
アスカはソファーから立ち上がり、
僕を見下ろす形で見遣り、僕の手を取った。

113 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/22(火) 03:59:37 ID:???
アスカの体温が直接、手の平に伝わる。とても暖かく心地よい。

「な、何? アスカ」

僕はアスカに訊く。突然のことで、どうしてもどもってしまう。

「ちょっと、早いけど学校行かない?」

確かにいつもより早く家を出て、学校に向かうのもいいかもしれない。
僕は頷いて、手を繋いだまま立ち上がる。
一時期はアスカに抜かされていた背。
でも、いつの間にかアスカよりも大きくなった僕は
今度はアスカをほんの少しだけ見下ろす形となった。

「行こ!」

アスカは一言そう言う。僕は名残惜しいが手を放し、鞄を持つと、
アスカと一緒に玄関へ向かった。
僕はスニーカーを履き、先に玄関のドアを開ける。
アスカは「ちょっと、待ってよ」と言いながら、ローファを履き、
地面につま先をトントンと叩き、履き心地を調整すると僕の方へ来た。
僕はアスカを先に譲り、彼女が玄関のドアから外へ出た後に僕も出た。
カード式の鍵なので僕はカードを取り出し、施錠をする。
僕らはエレベーターに乗り込み、マンションを後にした。



114 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/22(火) 04:00:28 ID:???
歩道をアスカと並んで歩く。
時間がたっぷりとあることだし、いつもよりもゆっくりと。
道行く人はこの時間帯にいつも出なければいけない人達だろう、
何処か足早に歩いている。サラリーマンが多い。
OLもいる。あまり見ない制服の男子学生もいた。
彼らには僕とアスカをどう見えるのだろうか。
恋人に見えるのかもしれない、友達に見えるのかもしれない、
それともやっぱり兄妹に見えるのかもしれない。
そんなことを考えながら、僕は辺りを見回す。
空気がいつもと違うように感じられる。
朝の僅かに違う時間だけで、違う風景のように思える。
いや、違う。アスカが隣にいるということが、
僕の心理的余韻を別のものにしているのだろう。
僕はアスカを見る。アスカは朝の日光を浴びて、
紅い髪の毛を淡い色あいを醸し出し、一枚絵のように美しい印象を受ける。
額縁を想像してアスカの周りに当て嵌めてみる。
赤の混じる木製の額がいいかもしれない。
想像するとぴったりと似合う。僕は微笑む。
すると、その絵の少女は動き、僕の方を向く。ドキリとした。

「どうしたの? アタシの顔に何か付いてる? シン…、お兄ちゃん」

シンジと言いかけてアスカは直す。
別に構わないのに。アスカは僕のことをシンジと呼んでいたため、
僕らの仲が悪くなったと思ってるのだろうか。アスカは何一つ悪くないのに。
僕は少しだけ陰鬱な気分になる。悲しさが心をよぎる。
それでも、僕はアスカに『名前で呼んでいいよ』とは言わない。
言えなかった。僕の願いはアスカと結ばれることではない。
アスカへの気持ちを忘れ、兄として戻ることだ。
そのためにはこの寂しさも哀しみも安い代償に思える。


115 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/22(火) 04:01:23 ID:???
アスカを傷つける、それだけは避けなければならない。
アスカを愛しているなら、尚更だ。
僕はそんな矛盾した心を抱きながら、首を振った。

「何も付いてないよ。今日、アスカは何を食べたいかなぁ、って考えてたんだ」

僕は嘘を吐く。まさかアスカの顔に見惚れていたとは言えない。

「え? 今日もシンジが作るの?」

父さんも母さんも今日の夜に帰ってくると言っていた。
僕は母さんに昨日と今日の夕飯を頼まれている。

「そうだけど、嫌かな…? 嫌だったら出前とか取るけど…」

昨日のアスカとの言い争いを思い出し、僕は不安を覚える。

「そんなわけないじゃない!」

アスカは怒ったような口調で言う。

「シンジの料理は、その…、美味しいし…」

『美味しい』。初めてアスカの口から聞く言葉だ。
嬉しい。しかし、何故かアスカはそっぽ向く。
よく見ると、髪の毛に隠されている耳が赤い。
照れてる?どうして?いや、それとも怒ってる?
僕の頭の中には次々と疑問が浮かぶ。

「アスカ、どうしたの?」



116 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/22(火) 04:02:17 ID:???
僕は訊いたがアスカは何も言わない。
本当にどうしたのだろう。
アスカが何も喋らなくなった原因は全く見当がつかない。
僕は辺りを見回した。ゆっくりと歩きすぎた所為か、
周りの人々はめっきりと減っていた。
後ろを振り向く。誰もいない。
横にもいない。僕は前を歩く人が角を曲がり、
見えなくなるのを確認すると、アスカの頭を撫でた。
アスカはびっくりして僕を見た。やっぱり、顔は赤い。

「ななな何してんのよ!」

アスカは周りを見回す。
学校では優等生で通っているアスカなのだから、
僕に頭を撫でられてる姿を万が一、友人に見られでもしたら
恥ずかしいのだろう。僕はちょっと考慮が足りなかったと反省する。
でも、恥ずかしがるアスカもつい可愛いと思ってしまう。

「あ、その、アスカが無視するから怒ってるのかなぁ、と思って…」
「べ、別に怒ってるわけじゃないわよ!」

まだ、アスカはキョロキョロと見回している。
知り合いがいないことを確かめると、アスカは僕の方を向く。

「ちょっと、恥ずかしいかな、って思っただけよ…」
「恥ずかしい、何が?」

僕は驚く。


117 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/22(火) 04:03:25 ID:???
「アタシ、お兄ちゃんみたく手先は器用じゃないし、
 料理だってできないし、家事だって、ママはお兄ちゃんに任せるじゃない」
「あ〜〜、え〜と、………、僕は一応、兄だし…」
「それ理由になってない!」
「あの、う〜ん。あ! 最近は男も家事をする時代だし、
母さんはそういうのを僕に教えるためじゃないのかな?」
「だとしてもアタシに任せないわけにはならないわよ!」

そういえば、どういうことだろう。今まで疑問にも思わなかった。
母さんのことだから聞いてみたらあっけらかんとした理由を述べると思う。
それでもアスカにはそのことが気がかりだったらしい、多分、昔からずっと。
僕は腕を組み、歩きながら少し考える。

「そうだ! アスカ、今日、一緒に夕飯を作ろうよ」
「えぇ!?」

僕が言うと、今度はアスカが驚く。

「無理無理、足引っ張るわよ、多分」
「そんなはずないよ、すぐに上手くなるよ、アスカは努力家だから?」
「努力家って何を根拠に言うのよ…」

僕は知っている。アスカは天才とよく持て囃されているが、
しかし、それはしっかりとした努力の賜物だということを。
小学生の時、音楽のテストのために苦手な歌の練習を
母さんと僕、そしてアスカと三人でしたし、
中学時代の水泳大会のときも必死に練習していたのを僕は見ていた。

「ずっと、子供の時から見てたから、アスカのこと…だから、わかるんだ…」

言った後で失言だと思った。

118 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/22(火) 04:04:23 ID:???
これじゃあ、まるでストーカーみたいじゃないか。
しかも、兄が妹のストーカーって。
すぐにアスカの怒る未来が頭の中で予測された。
だけど、僕の想像した未来とは違い、
アスカは赤い顔を更に赤くして俯き、
目線が地面のコンクリートのあちこちに泳いでいる。
僕は瞼を数回しぱしぱと瞬かせアスカの様子を伺う。

「ど、どうしたの、アスカ?」
「何でもないわよ、バカ…」

アスカは僕から視線を逸らす。
そして、少し考えているようにアスカは口元に手を置くと、
また、辺りを見回す。その姿は何かを警戒する猫のようだ。
髪飾りが耳のように見える。僕は思わず、また頭を撫でたくなる。
アスカは立ち止まった。僕もそれに応じて立ち止まる。
すると、アスカはスッと僕の前に自分の小指を差し出した。
健康そうな小指の爪が見える。
僕は出された小指の意味を理解できず、その小指をジッと見つめる。

「ほら、お兄ちゃんも指出して…」

僕はわけがわからないまま、アスカと同じ小指を出す。
あ、わかった。僕はあることを思い出し、
アスカの小指の先端に自分の小指の先をくっ付ける。

「何、それ?」

今度はアスカが僕の行動の意味がわからないようで、
きょとんとした顔で僕を見る。

119 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/22(火) 04:05:19 ID:???
「E・Tだよ、E・T。アスカも一度は観たことあるだろ?」

アスカは「はぁ〜」と軽く溜息をつく。
あれ、違ったかな?

「違うでしょ! 小指を出されたら、普通はこう!」

アスカはそう言うと、僕の小指に小指を絡ませた。
あ、これって。
アスカはそのまま僕の小指と一緒に
一定のリズムで指を上下させ、ある唄を歌いだした。

「ゆーびきーりげーんまーん、嘘ついたら針千本───」

周りにはほとんど人はいなくても少し恥ずかしかった。
それでもアスカはとても幸せそうに微笑んでいる。
わかる気がする。恐らくアスカは子供の頃の記憶を思い出して、
不仲だった時の時間を忘れ、
仲が良かった過去を取り戻そうとしているのだろう。
事実、僕も少し楽しい。

「「──呑〜ます、指切った!」」

最後の歌詞は二人で綺麗にハモった。
僕もアスカも昔を思い出しクスクスと笑う。
こんな所、知り合いに見られたら、馬鹿にされるかもしれない。
それでも、構わない。
少ない人通りだが、それでも誰かは通る。
僕らの遣り取りを見て、笑ってる人もいる。
笑いたいなら、笑えばいい。僕らはこの一時がどうしようもなく楽しいのだ。

120 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/22(火) 04:05:56 ID:???
こんなことなら、もっと早くに仲直りしてれば良かった。

「アスカ、嘘吐いたらって、僕ら何で指切りしたの?」

僕は指切りが終わるとアスカに訊いた。
よく考えればその疑問があった。
「さっき、夕飯、一緒に作るって言ったでしょ、
後で『気が変わった』なんて言ったら、
針千本を呑ませられるように指切りしたのよ」

なんだ、その事か。

「そんなこと言うわけないだろ」
「わかってるけど、一応ね」

アスカは屈託も無く笑う。
懐かしい笑顔だ。僕は耐え切れずアスカの頭を撫でた。


121 : ◆N3KfCzebuQ :2005/03/22(火) 04:13:56 ID:???
えと、>>3さんの考えたこの話を喚起させてくれた
素晴らしいタイトルの「妹アスカに対する兄シンジの性欲と愛情と苦悩の体験」
がトリップ入れたら入りきらなかったので省略しました。ご了承を…
そして、>>3さんすいません OTL
でも、その意志は受け継ぎますので!

そして、ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

PS・自分はアスカじゃないっすよw←ネタニマジスレカコワルイ



122 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 11:44:39 ID:???
相変わらず続きが気になって仕方のない作品、乙でした。
そして本人からの否定宣言キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

123 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 12:24:34 ID:???
やべ〜萌え死ぬ!GJ!
続きがきになるなーマジ最高だよ

124 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 12:27:17 ID:???
あれ?完結じゃないよな?

125 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 13:08:06 ID:???
>>2-4
までのコンボが凄い

126 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 15:46:57 ID:???
台本でもあったかのような華麗な流れだな

127 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 16:04:11 ID:???
>>126
ソレダ!>>2-4を含む全てのレスは棒読み氏の自作自演だったんだよ!

128 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 16:10:06 ID:???
それはそれで萌え

129 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 16:10:22 ID:???
>>2>>3はLAS小説投下総合スレ3からきているものだとと思われ

130 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 20:34:51 ID:???
今日も投下あるかなワクワク(;´Д`)ハァハァ

131 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/22(火) 23:23:52 ID:???
この>>1は、前にあった
>>2おめでとうと書き続けるスレの1を
彷彿とさせますね

132 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/23(水) 00:38:31 ID:???
>>1は過疎化すると思われたスレが良スレになって喜ぶべきなのか
本来の主旨とは全く違う話題になってしまって悲しむべきなのか。

133 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/23(水) 01:46:45 ID:???
`∧_∧
(;`・ω・)
( つ旦O ドキドキ ワクワク
と_)_)

134 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/23(水) 02:23:20 ID:???
兄妹・姉弟モノのLASって、>>12>>102と春の嵐と大自然の部屋に一つとMACABLE PANDAEMONIUMに一つが思い当たるんだが、
他に何かないかね?

135 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/23(水) 11:14:05 ID:???
>>127
実は>>1も棒読みサン

136 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/23(水) 11:15:31 ID:???
なん(ry

137 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/23(水) 12:26:23 ID:???
>>134
漏れは姉弟モノとしてはsacred canopyのfamily circleが1番好きだな。
他にはP-31氏のHPの裏にもあった希ガス

138 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/23(水) 14:41:22 ID:t0pTCpJN
>>137
sacred canopyにはイタモノ風味のが多くて、全部しっかり見てなかった
family circleは良いモノですたありがd

139 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/23(水) 16:21:14 ID:???
>>137
あ〜そうか、family circle>>134に入れるの忘れてた。
P-31氏の裏ページって言うのは行き方が分からないから断念。
他にも良いネタが有れば夜露死苦。

140 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/24(木) 02:04:48 ID:???
今日も来ないのかな?

141 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/24(木) 04:36:08 ID:???
>139
p-31氏の裏ページはトップにリンク張ってあるからTabキーで
探せばすぐ解るカモ?

142 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/24(木) 22:49:14 ID:???
早速見てみたが近親モノばかりだな、あそこ。

143 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/24(木) 23:21:34 ID:???
        (ニニニニ(@)               ヾ*;";"i";*;ヾ;"i";*;ヾ;"i"
       /  ∠ヽ         ______         "ヾ*ヾ|i;;ii ;iiメソ"i",*
      /  ./   \     || ア | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     /  ./ヌ⌒⌒ヌ |\   || ス | | 今日こそ棒読み様がご降臨して下さいますように。
   /  ./..| | ミノノ)ハ)). \  .|| カ | \____________
 /_____/_..|l|!.リ゚ ヮ゚ノi |..___r\.|| 地 |  ∧∧        |;;;;::iii|/゙
 §||.§|| ||  |. (っ¢ ) |  ||§|| 蔵 | (,,  ,)ナムナム    |;;;;::iii|
   || || || || ,, |,,/,,, | ii~ |  .||  || 尊 | ⊂  ヾ   wjjrjw!;;;;::iii|jwjjrjww
  _| ̄ ̄ ̄|  ~凸 ( ̄)凸. ̄|.. || ̄ ̄ (   )〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr

144 : ◆N3KfCzebuQ :2005/03/25(金) 00:36:17 ID:???
兄が妹のことを好きになるということは道徳的におかしく、
また異常な感情ということを理解はしていた。
以前、僕は母さんに「僕とアスカは本当に兄妹なの?」と
それとなく、訊いたことがある。
あるいは、それは切望だったかもしれない。
母さんに『あなた達は実の兄妹ではない』と言って
欲しかっただけなのかもしれない。
しかし、母さんの口から出たのは、当たり前の言葉だった。
コロコロと笑い「何、言ってるの、シンジ? あなた達は兄妹よ、正真正銘の」
母さんの笑顔は嘘を吐いている人間のそれではなかった。
それに「なんなら、戸籍抄本、見る?」とまで言ったのだ。
そこまで言うのなら嘘ではないのだろう。
母さんの言うとおり僕とアスカは正真正銘の兄妹なのだ。
僕は駅のプラットホームの階段を昇り、
三段程、先に進んでいるアスカを視界に入れながら、
そんなことを思い出していた。
電車の発車のベルが鳴る。

「あ! 電車が出ちゃうわよ、お兄ちゃん、急いで!」
「う、うん」

それに急いで乗る必要はなかったが、
僕らはいつもの癖でそれに走って乗り込んだ。
プシュウ―、と音がして、電車の扉が閉まる。
僕らは扉付近から動くことはできなかった。
中はたくさんの人がぎゅうぎゅうにせめぎ合いひどく混雑している。
座れそうな座席はない。
今がラッシュアワーのピークなのだろう。
僕が普段、乗る電車は混んでいるが、これよりはもう少し空いている。
一本、待てば良かったかな?
電車が高校の最寄り駅に着くまでには10分ぐらいかかる。


145 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/25(金) 00:37:47 ID:???
この混雑をそんなに味わうと思うと少し嫌気が差してくる。

「アスカ、平気?」

僕はすぐ側に立っているアスカに訊いた。

「う、うん…」

アスカはか細く答える。少し苦しそうな声だった。
彼女の周りにもたくさんの人。
否応なくアスカの身体には他人の身体が触れられている。
僕は閉まっている扉に両手をついて、
アスカを乗客の身体から遮断するように腕を伸ばした。
僕の腕の内側にアスカはすっぽりと収まる。
これで、アスカの身体に触れる者は誰もいない。
嫌だった。不可抗力であるにせよ目の前でアスカの身体に他人が触れるのは、特に男が。
アスカの身体に触れる人間を責めたいが、責めることはできない。
まるで、しけた焚き木のように僕の心は不燃焼になる。
燃えようとするが、燃えることはできない。
こんなことで僕はアスカの想いを忘れられるだろうか。
胸の中にいるアスカは僕のシャツを握った。

「あ、ありがと…」
「?…」

何がありがとうなのか僕にはわからなかった。
アスカは照れているような、恥ずかしがっているような微妙な表情をする。
しかし、その顔はすぐに見えなくなった。アスカが顔を伏せたからだ。
僕はアスカの旋毛を見ながらありがとうの意味を少し考える。
そこで、ガタンと電車が大きく揺れた。


146 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/25(金) 00:38:41 ID:???
急な電車の揺れは、立っている人間のバランスを奪う。
安定した体の均衡を失い、乗客達はよろめいた。
幸い僕の手がついている側に電車は傾いたため、
僕は平気だったが、アスカは扉とは逆方向の僕側に重心を置いていたので、
一気に身体の平衡を崩し、僕に、もたれかかった。
けっこう強い衝撃が僕の胸板に与えられる。
アスカの上半身が僕に密着した。
制服ごしにアスカの柔肌が感じられ、乳房が僕に当たる。
それだけではない。アスカの唇が僕の首筋の近くに移動して、
熱い吐息がかかり、僕の下半身を一瞬にして狂わした。
僕のアレは少しもたげる。硬化し始めたのだ。
アスカにそれがバレはしないかと冷や冷やとした気持ちで僕は腰を引いた。

「だ、大丈夫、お兄ちゃん?」

アスカが僕の首に話しかけるように唇を動かす。
彼女の言葉と共に発せられた吐息が首筋をくすぐる。
そこには味覚も嗅覚も存在していないが、何故か甘く感じられた。
かけられる首筋の部分を中心に蓄積したように熱が籠り、
じわじわと脳へ侵攻していった。

「大丈夫だよ…」

僕は言う。アスカの息が、肉体が、脳髄を蕩けさせたが、
何とか喋ることができた。

『次は○○駅〜、○○駅〜』

駅員が車内放送でもうすぐ止まることを報せてくれる。
一旦、降りようか、という考えが頭を掠めたが、
こんなに人が居ては簡単には降りれそうにない。

147 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/25(金) 00:39:41 ID:???
それに、確かこの駅で開く扉は僕らがいる方とは逆側の扉だ。
遠い。僕はちらりと後ろを見遣る。
乗客の黒い頭が漆黒の海のように感じられる。
扉が空気音とともに開き、更に乗客が乗ってきた。
降りる人間はほとんど皆無で、車内の人口密度が上がる。
僕は新しく入ってきた乗客の波に背中を押され、
閉じている扉側に倒れ込むよう、アスカに身体を押し当ててしまった。
電車内の混雑している状況でなければ、僕がアスカを襲う一歩手前に見えるだろう。
だが、他の人々はそれは満員電車では当たり前の光景と思っているのか、
それとも、そんなことに気を止める余裕は無いのか、
全員、気にもしていない。
しかし、僕にとってはこの体勢は焦る。
胸板にくっ付けられるアスカの乳房、首筋のそばにある唇は、
僕らの距離が縮んだ弊害で、もっと近づき、
ぎゅう、と弾力のある乳房は押し付けられ、
アスカが首にキスをするように密着されていた。
ふわりとシルクのような髪の毛が僕の顔に触れ、こそばゆい。
朝、嗅いだアスカのシャンプーの匂いが肺に広がる。
時々、聞こえるアスカの苦しそうな「んん…」という言葉が
妙に悩ましげな声に錯覚してしまい、僕を困らせる。

「アスカ、平気…?」

とりあえず、さっき訊いた時よりも深刻な状態になっているため、
僕はもう一度、訊いてみた。
気を紛らわすという思考が僕にはあった。
無言のまま、立っていると変なことばかり考えてしまう。
だが、今度はアスカの耳元に僕の唇があったため、
小さめな声で僕は言う。その耳が朱く見えたのは乗車人数が
増えたため、車内温度が上がったからだろうか。

148 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/25(金) 00:40:47 ID:???
まだ、夏は遠いいため、冷房など効いていない。
こんなに混んでいたら暑いのは仕方ない。
不快指数はかなり高いと思う。

「次の駅で一度、降りる?」

僕はその提案を投げかけた。
僕の口はアスカの耳元にあるから、
必然的に空気を漏らすように話しかけ、小さな声になる。
しかし、アスカは僕が喋るにつれて、時折、肩をプルッと震えさせる。
もしかしたら、初めて経験するきついラッシュに
具合を悪くしているのではないかと心配になる。

「いい…」

アスカは僕らの間が短い距離のため、小さく首を振る。


149 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/25(金) 00:41:27 ID:???

「気分、悪くない?」

アスカは小さく頷く。

「ホントに? 大丈夫?」
「……うん」
「そう、良かった」

僕は安心してホッと溜息をつく。
電車内では喋る人はほとんどいない。
みんな一様に黙りこくっている。
ガタンゴトンと電車だけが線路と話している。
とにかく僕はアスカに小声で話しかけながら、
身体の感覚を無にするように努めた。
無論そんなことは無理だ。
妹に興奮する自分にただただ嫌悪感だけが募る。
アスカにバレたら間違いなく嫌われるだろう。
僕はアスカの魅力的な肉体に欲情してしまう、
下半身を恨み、降りる駅までの残り数分間をなんとか過ごした。


150 : ◆N3KfCzebuQ :2005/03/25(金) 00:53:33 ID:???
アスシンきょうだいFF教えてくれた方、ありがとうございます。
読んでないのがあったのでこの話が終わったら読んでみようと思います。OTL

>>143
後、シャレだと思いますが、
「様」付けされると本当に臀部が痒くなるんで止めてくださいw
「神」呼ばわりも実はきついっす。毛の人は神だと思いますが、
自分はまだまだですから。

そして、ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。ノシ

151 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/25(金) 00:54:29 ID:???
爆裂系呪文!

152 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/25(金) 00:57:34 ID:???
ところで、このFFのシンジとアスカの両親ってやっぱユイとゲンドウなのか?

153 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/25(金) 03:35:27 ID:???
俺はキョウコとゲンドウだと思って読んでいたが。

154 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/25(金) 10:34:38 ID:???
アスカの生みの親はまだどうなるか分からんな。
しかし、自分としては「ホントに実の兄妹で背徳の恋に落ち、肉体関係」を期待してる。

とにかく楽しみ、乙でした。>棒読み氏

155 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/25(金) 11:10:59 ID:???
アスカの反応かわええ(*´д`*)ハァハァ

156 :こーや:2005/03/25(金) 16:16:55 ID:???
今日はじめてこの小説を読ましてもらいましたが、おもしろい!
エヴァ板を見始めて2ヶ月になるんですが、こんなにおもしろかったのは
初めてです。どうかがんばってください。

157 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/25(金) 17:19:17 ID:???
こーや君、しっかりsageておくれよ

158 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/25(金) 17:47:37 ID:???
下げ方はこうや

159 :こーや:2005/03/25(金) 18:41:33 ID:???
あああああはずかしい!すみませんですた。ご指摘ありがとうございます

160 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/25(金) 19:09:50 ID:???
よしよし、ええ子ーや

161 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/25(金) 19:34:17 ID:???
おまえら、新人をおちょくるのはやめとこーや

162 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 02:17:39 ID:???
おまいら、ここは総合投下スレじゃないんだから
作者さんのことをもう少し労えよ…

棒読み氏乙っす
自分も>>154と同じく「ホントに実の兄妹で背徳の恋に落ち、肉体関係」に期待しとります

163 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 02:27:48 ID:???
俺はもう棒読みさんが思うように書いてくれればそれで良いっす。
ま、お互いに別の恋人が付くってエンドは勘弁してほしいですが。

164 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 03:05:32 ID:???
1ですけど、なんか全然話題ずれちゃってるけど、皆盛り上がってていいですねww
>>132さん
よくわかってる!!なんだかとても複雑な気分です・・・・。
俺はアヤナミストなんでなかなか盛り上がれないんですが棒読みさんにはがんばってほしいです!!
完全に俺のスレじゃなくなってるのがやっぱり虚しい・・・。

165 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 03:11:57 ID:???
>>164
sage進行が暗黙の了解だから、
出来ることなら下げて欲しいんですが…

166 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 03:16:55 ID:???
「俺のスレ」ってなんだよ、、

167 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 04:20:01 ID:???
スレタイの通りの展開にならなかったって事だろ。
俺が>>1ならこんな展開になるのは願ってもないことだが。
スレタイの通りの展開を望むなら>>104のスレに行ってみたら?

168 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 11:05:29 ID:???
>>164
俺にとってエヴァは神であり悪魔だ。
気休めだが一応言っておこう。

169 ::2005/03/26(土) 13:15:54 ID:???
>>150先生w
私なんてまだまだですから。と言うより全然ですから。
そういう所で引き合いに出されると、
ビックリして一読者として楽しみにくくなるので勘弁していただきたいですorz
痛痒感が背筋を二列縦隊で行進してる思いです。

すっごい応援してるので、頑張って下さい(・`ω´・)ノシ

170 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 18:45:00 ID:???
>>169
…ええと、もしかして…。
ジー(ry!


171 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 19:59:07 ID:???
これからは大王とでも呼んでもみるか

じー(ry

172 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 21:06:38 ID:???
郵便マークの神タマ
お布施はずみますので、はよ続きを書いてくだされ。
つI

173 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 21:15:54 ID:???
じゃあ、隊長で

174 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 23:12:50 ID:???
ジークシェイブ!エーンドジークシスター!

175 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/26(土) 23:28:31 ID:???
ノシ ジークシスター!

176 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/28(月) 01:05:50 ID:???
投下されるまで敬称を決めてみないか?

177 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/28(月) 01:09:38 ID:???
なんの?

178 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/28(月) 01:11:35 ID:???
毛の人さんとか棒読みさんとかの敬称
神って呼ばれることは好きじゃないみたいだし

179 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/28(月) 01:16:26 ID:???
>>178
もう呼んでるじゃんw

180 :179:2005/03/28(月) 01:20:56 ID:???
179は神ってもう呼んでるって意味じゃなくて、
既に敬称で呼んでるってことね

でも、そのまま「棒読み」でいいんじゃないすか?

181 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/28(月) 01:25:57 ID:???
まーなんていうか暇つぶしと新たなニックネーム?みたいな感じで

とりあえず案としては
〒→親分
棒(ry→子分

182 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/28(月) 01:30:44 ID:???
>>181

>〒→親分
>棒(ry→子分

何これ?
バカにしてるの?

183 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/28(月) 01:48:45 ID:???
>>181
とりあえず落ち着いて空気読んでからレスしような


184 :181:2005/03/28(月) 01:53:38 ID:???
空気読めてなかったみたいです。

富士の樹海へ逝ってきます
森 λ.....


185 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/28(月) 03:12:19 ID:???
間違えるな! そこは腐海だぞっ

186 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/28(月) 03:15:11 ID:???
以後、何もなかったようにアスシン兄妹について、存分に語り合う展開になる


187 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/28(月) 08:27:57 ID:???
いや〜、もう萌えまくりだよな、この兄妹(というか主にアスカ)。
個人的には本当の兄妹だろうが実は兄妹じゃなかろうがくっついて欲しいと思うよ。

188 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/28(月) 12:52:04 ID:???
>>186
「アスシン兄妹」で、某種運命のキャラで腐女子展開を想像しますた。

腐海へ逝ってきます
森 λ.....

189 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/29(火) 02:07:37 ID:???
ねえシンジ?
ひとりで遊んでるの?
アタシもいっしょにいい?
トンネル作るんだー
じゃあ、アタシはこっちから穴開けるから
シンジはそっちからね。
あ、手があたるねぇ
ほーらつながった

190 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/29(火) 02:19:49 ID:???
↑↑
言葉のひとつひとしつを深読みしてしまう私は穢れた大人ですか?

191 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/29(火) 09:13:25 ID:???
↑あんたほど純粋無垢な大人は見たことがないよ

192 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/30(水) 01:43:17 ID:???
↓コイツの方が純粋さ。

193 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/30(水) 01:52:54 ID:???
サンタさんはいるよね?

194 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/30(水) 07:46:25 ID:???
井上三太でよければ

195 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/30(水) 20:55:49 ID:???
おにいちゃん、赤ちゃんってどうやって作るの?

196 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/30(水) 21:13:12 ID:???
中田氏しまくってればそのうちできるさー

197 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/30(水) 21:14:03 ID:???
おにいちゃん、中田氏ってなーに?

198 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/30(水) 21:14:43 ID:???
膣内射精さー

199 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/30(水) 21:15:34 ID:???
〜以上、俺様の自作自演でした〜

200 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/30(水) 21:18:32 ID:???
200取りながら、お前の話はツマラン

201 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/30(水) 21:24:16 ID:???
201取りながら、お前の話はツマラン

202 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/30(水) 21:24:49 ID:???
〜以上、俺様の自作自演でした〜

203 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/30(水) 21:47:15 ID:???
面白いなあ(棒読み)

204 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/31(木) 02:11:49 ID:???
駅に着き、僕とアスカは電車から降りる。
開いた扉は僕が手を付いていた側の方だったので、
すんなりと降りることができた。
朝、抱き締めた時は夢中で気付かなかったが、
電車内で密着していたアスカの肉体は女性であると再認識させるもので、
身体が離れた今でもやんわりとした感触が僕の胸板には残っていた。
降りたすぐ後に僕はプラットホームの真ん中のベンチに行き、
腰を掛けると、上半身を折り曲げ、靴紐を結ぶふりをして、
下半身が鎮まるのを待った。

「凄かったわね、電車」

座っている僕の前に立ち、アスカはそう言った。

「う、うん。そうだね…」

僕は曖昧に返事をする。
アスカに下半身を膨らませていたことが
バレやしないかと気が気ではなかった。
アスカは家のソファーでしたように、僕の隣に座る。
僕は左の靴の紐が結び終わり(ふりだが)、
今度は右の靴紐に取り掛かる。
とにかく落ち着くまで時間稼ぎが必要だ。

「さっきはありがと…」
「え?」

またアスカの『ありがとう』という言葉。
先程、急な電車の揺れで思考を中断したことを思い出す。
僕はアスカに礼を言われることをしただろうか。
さっぱりわからない。

205 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/31(木) 02:12:39 ID:???
「守ってくれて…」

アスカが続けて言う。
守る? 誰が? 僕が? アスカを?
そういえば、アスカが他の乗客に触れられないように、
僕の腕の中に閉じ込めたことは、取りようによっては
アスカを守っていたように見えるかもしれない。
僕は顔だけを上げて、アスカを見遣った。
アスカはニコニコと笑顔を零している。
その笑い顔が僕にはとても眩しく感じられた。
結果的に守ったかもしれないが、
あれはアスカに対する僕の独占欲がさせたことだ。
褒められる行為でも感謝される行為でもない。
しかし、それよりも僕の頭の中にはある疑問が浮上しだす。
アスカは『守ってくれて…』と言った。
これは、以前アスカが一度以上、
電車内で何かされたことではないだろうか。
つまり、つまりそれは。

「アスカ、今まで電車に乗って変なこと…されたこと、ある?」

さりげなく訊くつもりが、逸る気持ちがそうさせたのか
僕の口から出たのはひどくストレートな質問だった。
『変なこと』。言い換えると、電車内で身体を触られたことがあるか、
ということだ。
僕の言葉でアスカの笑顔は消え、少し俯く。
唇がキュッと音が出るぐらいきつく結ばれた。
それが答えだった。

「あるんだ…」


206 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/31(木) 02:13:41 ID:???
アスカがそんなことをされていたなんて信じられなかった。
いや、信じられる。何故、今までそれを考えなかったのか。
アスカみたいな可愛い女の子が電車内にいれば、痴漢をされる可能性も十分ある。
アスカは昨日まで一人で電車に乗っていたんだ。
僕はアスカの身体を触った顔もわからない男に対して、
心の底から憎しみが沸いてきた。僕は拳を強く握る。

「でも、アタシは平気。この前なんて触ってきた奴の手を思い切り
 抓ってやったわ、いい気味よ」

アスカは何も無い宙を指で捻る仕草をして、
再び笑い、僕に笑顔を向けた。
あからさまに無理をしているのがわかる。
その悲しそうな微笑は僕の胸を強く打った。

「でね、抓った奴、大きな声出して、相当痛がってたのよ。
 で、その男ったら、あ! サラリーマン風なんだけどさ、
変な声出したから、周りの乗客にじろじろ見られて、
 それで、恥ずかしがってすごすごと次の駅で降りてったのよ。
多分、そいつの降りる駅はそこじゃなかったわね。
 あ〜あ、お兄ちゃんにも見せたかったなぁ、
 すごく面白かったんだから」

アスカはクスクス笑い声を交えながら話を続ける。
僕は黙ってそれを聞いていた。
アスカは痴漢をされて平気なのだろうか。いや、平気な筈がない。
僕は男だし、電車内で身体を意図的に触られたことがないからわからないけど、
それはとても不快であり、恐怖感を感じることだと思う。
現にアスカの瞳の中には影があり何処か暗い。
前を見ているようで見ていない。

207 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/31(木) 02:14:52 ID:???
楽しそうに話す声も無理をして切り飛ばして、
まるで他人に起こった出来事を喋っているように聞こえる。

「ちょっと、お兄ちゃん、聞いてる? ここ面白いところなんだから」

アスカは笑みを浮かべながら、僕の肩をポンポンと叩く。

「もういいよ、アスカ…」

僕がそう呟くとアスカは俯き、口を閉ざす。
そして、また笑顔が消えた。
これ以上、アスカの独白は聞けなかった。
僕が話し相手になることでアスカが楽になるならそれでもいい。
でも、今のアスカは見てて辛い。
どんなに強がっても、気を張っても、
アスカは女の子なのだ。
僕らの間で重い沈黙が流れる。電車の音。
遠くから人々の話し声。そして、何かの機械音。
それらが耳に届くが全くの違う世界からやって来る物に聞こえる。
僕は前を向く。様々な広告の看板が目にすることができるが、
内容は全く頭の中に入ってこない。
今、隣に座っているアスカはどんな顔をしているのだろうか。
それだけが僕の心の中を支配していた。
僕はアスカを見る。俯いて、靴の踵で地面のひび割れを蹴っていた。
表情は至って普通だ。
でも、先程との笑顔の落差が…、作ったであろう笑いとのギャップが、
余計、僕を苦しめた。アスカのその表情を見ているだけで、
僕の身体は鋭利な刃物で削り取られていく感覚を覚える。
こういう時は何を言えばいいんだろう?
僕は言葉を探す。


208 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/31(木) 02:15:46 ID:???
気にしない方がいいよ?
災難だったね?
違う。
僕は首を左右に振る。

「明日も僕と一緒に学校に行かない?」

違う違う。僕はまた首を振った。

「僕と一緒に学校に行こう、明日も」

そう言い直す。そしてアスカを見つめる。強く。

「僕がアスカを守るよ」

ひょっとしたら、アスカにとってはコレは迷惑なことかもしれない。
そんな考えが頭を掠める。
それでも、僕は自分の思いを止めることはできなかった。
頼りないけど少し僕を頼ってよ、アスカ。

「うん…」

アスカは静かに頷く。
その時、電車が僕らのいる駅に近づく音がする。
プォン! と短く大きな音を鳴らす。
目の前の線路の上を電車が走って来る。
車両が何台か通り過ぎ、しばらくしてから止まった。
アスカが小さな口を開き、何か言ったが、
それと同時に電車に乗っていた駅員が到着の放送を流したので
アスカの言葉は掻き消え、僕にはよく聞き取れなかった。


209 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/31(木) 02:18:39 ID:???
僕は聞き直す。すると、アスカは首を横に振り、
「なんでもない、やっぱ今のナシ」と言った。
その瞳は少し潤んでいる。目にゴミでも入ったのかな。
僕はポケットから携帯用のティッシュを取り出そうとすると、
アスカは立ち上がり、僕に向かって「そろそろ、行こ」と言った。
笑顔が戻っていた。無理していない、自然な笑いに見える。
快活なその表情は僕をドキリとさせる。

「頼りにしてるわよ、しっかり守ってよね、明日から。約束よ」

アスカは本当に嬉しそうだった。
思わず僕も顔を綻ばせる。

「指切りする?」

僕が立ち上がりながら言うと、アスカは「バカ!」と言って、
僕の胸を軽く拳で突いた。
電車から降りる人達はちらちらと僕らを見ている。
彼らの瞳には僕達はどう映るのか。
さっきも道では気になったがやはり考えてしまう。
ほとんどの人達は『やれやれ』といった表情で僕らを見ていた。
多分、恋人同士の戯れに見えるのかもしれない。
アスカはそんな視線は全く気にしていない。でも、僕は気にする。
意識しているだけに、余計に。
僕らは兄妹なんです。ただの仲の良い兄妹なんです。
少なくても、目の前にいる妹はそう思っています。
だから、そんな目で見ないで下さい。
僕は心の中でそう呟きながら、アスカに微笑みを向けた。
周りの視線にアスカが気付き、僕らの仲がまたギクシャクしないか、
それが僕にとって不安だった。


210 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/31(木) 02:19:23 ID:???
学校の通学路。
この辺から僕らの通う高校の制服を着た生徒の姿がちらほらと見えだす。
僕は持っていた携帯の時計を調べる。
時刻は7時50分を示していた。
学校が始めるまで一時間以上ある。
やはりというか、予想していた通りというか、早く来すぎた。
それでも、周りには高校の生徒が歩いている。
朝、早くから用事がある人なのだろう。
例えば、部活動や、日直、他にも委員の仕事などもある生徒達なのかもしれない。
僕はそういう人達に少なからず尊敬する。
僕の場合、早起きして学校に向かう気力はあまり持っていない。
母さんが仕事でいない日に頼まれて朝御飯を作る時も
早く起きるが学校へ行く時間はギリギリになってしまう。
僕は頭を掻く。
例えば、少し前を歩く黒髪のおさげの女生徒。
彼女は毎日、この時間に学校に来ているかもしれないと思うと、
感嘆の念を抱かずにいられない。

「ヒカリー!」

アスカは前を歩いていた女生徒に気づくと、
彼女に向かって手を振って呼んだ。
女生徒は振り向く。
まだ、そばかすが残ってはいるが可愛い顔立ちだった。
確か、彼女は…
女生徒は少し微笑みながら近づいてくる。

「おはよう、アスカ、今日は早いのね」
「あら、アタシだって、たまには早起きするのよ」
「あはは、そうだよね、ごめんごめん」

211 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/31(木) 02:20:04 ID:???
そうアスカと同じクラスで友人の洞木ヒカリさんだ。
よく二人でいる所を見かける。
アスカの高校に入った時からの友達らしく、
彼女の前だけはそらの自分をアスカは出せるのだろう。
自分を優等生に見せる素振りすら、洞木さんにはみせない。
洞木さんの母親みたいな優しさがアスカをそうさせるのだろうか。
僕は考える。と、その時、洞木さんは僕の方を向き、軽く会釈をする。
僕らは三人横に並んで歩き出した。
歩道は学校近くということで広いから他の人の邪魔にはならない。

「どうも、おはよう。アスカのお兄さんだよね」

そういえば、洞木さんと話したことはなかった。
アスカと洞木さんが仲良さそうにしていたのを
校内で何度か見たことはあったけれど、
最近まで、いや、昨日までアスカと関係をギクシャクとしていたし、
彼女との接点は今まで0だった。

「うん、そうだよ…えと、洞木さん?」

僕は頷くと彼女の名前を言ってみた。間違っているかもしれないので
声が自信なさ気になってしまう。
洞木さんは頷くと僕らを見た後にアスカに話しかける。

「良かった、兄妹で登校ということは、仲直りしたみたいね…
 毎日、アスカの愚痴を聞くのは大変だったんだから」
「え? 愚痴?」

僕は洞木さんの「愚痴」という言葉だけを抽出した。
アスカとは余り縁の無さそうな言葉。


212 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/31(木) 02:22:01 ID:???
「そう、毎日毎日毎日、アスカったら、お兄さんのことばっかりで───」
「だぁー! な、何、言ってんのよ、ヒカリ!」

アスカが途中で洞木さんの口を塞ぐ。

「なんでも、何でもないわよ、お兄ちゃん」

「えへへ」とアスカは誤魔化すように笑う。

「それより、お兄ちゃん、鈴原って奴と友達よね?」
「え!? うん、まぁ」

急な話題の変化に僕は気の抜けた返事をした。
鈴原トウジ、僕の親友であり、同じ妹を持つ身として、
時々、その話題で話し合ったこともある。

「ちょっ、アスカ!」

洞木さんはそれに驚き、アスカ方向を凄い勢いで見る。
アスカは悪戯っぽく、口の端を上げた。


213 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/03/31(木) 02:23:05 ID:???
「じゃさ、今日のお昼、鈴原とお兄ちゃん、アタシとヒカリで一緒に食べない?」
「別に僕は構わないけど…」

僕は構わない。でも、トウジはどうだろか?
トウジのことを考える。
いつも自分のことを『硬派』と公言している事を思い出して、
僕は苦笑する。もしかしたら、女の子と一緒に食べるとか、
そういうことは嫌いかもしれない。

「でも、トウジはどうかなぁ」

僕は腕を組む。また考える。
洞木さんは何故か期待に満ちている瞳を僕に向ける。
アスカもそんな洞木さんの様子を心配しているようだ。
なんとなく『トウジは来ないかもしれない』とは言えない。

「うん、トウジに聞いてみるよ…
多分、喜ぶんじゃないかな? トウジ」

僕は無責任にも何の確証も無しにそう言った。


214 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/31(木) 03:01:13 ID:???
乙まんこ

215 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/31(木) 03:12:15 ID:???
棒読み氏おつです。
今日はここまでなのかな?続きも期待してるので頑張ってくださいな

216 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/31(木) 04:53:32 ID:???
アスカの気持ちも気になるが、今後の展開に大いに期待す。
乙かれさまっす

217 : ◆YjsWqh8B4w :2005/03/31(木) 15:38:24 ID:???
>>213@先生
(;´Д`)切なさ乱れ撃ちだなぁ……。
いやー、流石にお上手。
完結まで頑張って下さい。

218 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/31(木) 19:52:58 ID:???
棒読みさん最高だぜ!・・・・・・・・・ところで>>217は誰だ?
なんかの作家さんか???


219 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/31(木) 20:11:14 ID:???
無知は罪なことだが
知らない方が幸せな場合もある。

220 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/31(木) 22:50:39 ID:???
職人様乙です。
電車の音で聞こえなかったアスカのセリフが気になるぅ〜。

>>218
釣れまつか?

221 : ◆N3KfCzebuQ :2005/03/31(木) 23:05:45 ID:???
読んでくれて、みなさんどうもありがとうございます
書く意欲が湧いて、そして、書き手冥利に尽きるような感想カキコされてるなぁ(ノ∀`)
と思う今日この頃っす
とりあえず、昨日は中途半端な所で申し訳なかったです
投下の最中、やっぱり書き直そうとして見合わせたんですが、
深夜だったため眠りに誘われてしまって…
ホントにすいませんでしたOTL

後、三月中に完結とか書いたんですが嘘でした
本当にごめんなさい

222 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/03/31(木) 23:57:47 ID:???
思う存分書いてくださいな!

223 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:皇紀2665/04/01(金) 00:28:22 ID:???
>>221
そんな創作で思いどうりなることなんてほとんどないから
気にしなくてもいいよ!むしろまだこの小説読めるんだって嬉しがってます。

224 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:時に、西暦2015-10/04/02(土) 12:25:59 ID:???
禿同
職人様の有言不実行ぐらいで腐る奴はこのスレにはいらんっ

225 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:時に、西暦2015-10年,2005/04/02(土) 16:32:16 ID:???
むしろもっと読みたい。
作者さんのやりたいだけやってくれると俺は嬉しいな

226 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/03(日) 02:51:37 ID:???
うむ、バイトの間中、ずっと「今日は投下されてるかな?」
とそわそわしている今日この頃。

227 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/03(日) 02:55:18 ID:???
えと、序盤イタイかなと思います
異性系でも暴力系でもなく、苦悩系で。
苦手な方はスルーで。

228 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/04/03(日) 02:56:32 ID:???



僕は電車の椅子に座っていた。
前にある窓からは太陽が見える。
窓から射しかかるオレンジ色の陽光が車内を塗りつくし、
もうすぐ太陽が沈むのを教えてくれる。
辺りを見回す。朝の混雑が嘘のように誰もいない。
対面の椅子に『誰か』座っているが、
その人以外はこの車両に誰も乗っていなかった。
対面の席に座る人物の顔は逆光でよく見えない。
僕と同じ制服を着ていることから、
男で同じ高校に通う人であることがわかる。
それを見て、僕の中には嫌な予感があった。
その不安が血流を早め、心臓を大きく揺らす。
『誰か』は立ち上がり、ゆっくりと僕の横に移動して座る。
僕はその『誰か』の顔を見ないように、目を瞑った。

「おもしろかったよ」

『誰か』は僕にそう言った。
僕は目を僅かに開けて、恐る恐る『誰か』を確認する。
頭を叩かれたような感覚に陥る。
見覚えのある顔。
予想通りだ。『誰か』は『僕』だった。
また夢だ。一瞬で理解する。

「『僕が守る』? …誰を?」

『僕』はニヤニヤと笑いながら僕を見た。
何も言えなかった。顔を伏せて自分の手を意味もなく握る。

229 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/04/03(日) 02:57:41 ID:???
何時の間に寝てしまったのだろう。僕は記憶を辿った。
学校に入って、アスカ達と別れて、僕は自分のクラスに入った。
その後、僕は授業を受けて。
そう、社会の授業の時だ。
確か根府川先生が授業中にいつもの話をした頃ぐらいから、
授業の記憶は途切れていた。
今朝、おかしな時間に起きたためか僕の脳は睡眠を欲してたらしい。
僕は『僕』の喋る言葉を聞かぬよう、
必死に夢の世界に何時来たのかということを考えていた。

「僕はアスカを想像して何回、自分でしたことがあるんだっけ?」

僕はその言葉でハッと顔を上げ『僕』を見た。
冷たい汗が背中を流れるのを感じる。
『そんなことした覚えはない!』と言いたかった。
でも、喉に言葉が詰まり、思いを外に出すことができない。

「僕は知ってるよ。だって僕は僕だから…
 最初にアスカを想って、したのは、確か、自分の意志じゃなかったよね」

彼は言う。僕はまた目を瞑る。そして考える。
中学の頃、アスカと身体の違いがはっきりしだした頃、
僕はある夢を観た。アスカと遊ぶ夢を。
普通に、子供のように遊ぶ夢だった。
実際、僕とアスカの身体は五歳ぐらいに戻っていて、
僕らはその姿のまま近所にある公園の砂場で遊んでいた。
無邪気に泥だらけになるまで。楽しかった、とても。
そして、家に帰ると泥まみれのことを母に怒られて、
アスカと二人一緒にお風呂に入ることとなった。
幼稚園ぐらいのときはよく一緒に入っていたし、気にもならなかったので、
僕らは一緒に浴室に入った。

230 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/04/03(日) 02:58:44 ID:???
身体を洗い終え、しばらく二人でお風呂に浸かっていた。
会話。そう、その時、とりとめのない会話を僕等はした。
話した内容は思い出せないけれど、笑い合ってたのは覚えている。
しばらく浸かっているとアスカと僕の身体は元の中学生の身体に戻っていた。
なぜ急に身体が戻ったのか。わからない。気付くとそうなっていた。
夢の中で起こる出来事は突拍子もない。
でも、その時はそれを夢と考えることはできなかった。焦っていたのだと思う。
僕は慌てて前を隠し、目も瞑った。
アスカとは既に身体の至る部分が違いすぎた。
僕は恥ずかしくなり、浴室から出ようとした。
それでも、構わずアスカは子供のようにじゃれ合ってきた。
クスクスと楽しそうに。
僕はアスカの肉体に触れ、とてつもなく興奮した。
気付くと自分の性器が勃起していた。
それで僕は動けなくなったのだ。僕はアスカと長い時間お風呂に入る夢を見た。
アスカの肉体に触り、アスカに身体を触られ、
とても気持ち良かった。
だが、その夢の快感とは裏腹に目覚めると僕の下半身には
不快なぬめりがあった。
僕はアスカと触れ合う夢で夢精していたのだ。
それが、初めての射精だった。
夢の余韻に浸る前に大きな虚無感と嫌悪感が募ってきた、
僕はこの夢を今でもはっきりと覚えている。

「僕はその後、自分ですることを覚えた…」

僕は何も言わない。

「他の女性を想像しても、必ず最後はアスカになってしまう」

押し黙る僕に構わず、『僕』は続ける。

231 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/04/03(日) 03:00:28 ID:???

「僕は幾度となく、頭の中でアスカを犯したんだ」

そう、『僕』の言う通りだ。
僕は我慢して、何度も我慢するが、
結局は性欲に耐え切れず自慰を行ってしまう。
アスカのことを頭から無くし、違う女性を想像してても、
最後は必ずアスカになってしまう。
『僕』は僕の事を鼻で笑う。
今まで、僕が自分でしていた時も彼は笑っていたのだろうか。

「滑稽な話だと思うよ。出来の悪いコメディだよ。
 一番、危険な人間が『アスカを守る』なんて…」

僕は『僕』の声が聞こえないように耳を塞ぐ。
それでも彼の言葉は心に投げかけてくるのか
体の内側に響くように浸透してきた。

「アスカに痴漢をしていた男達と僕に何の差がある?
 いや、アスカの兄妹という好意を利用して
自分をいい人間に見せようとしている分、
 僕の方が性質が悪いんじゃないかな?」

この言葉で僕の心臓は大きく動く。
ドクン、ドクンと悲鳴を上げる。
手が汗ばむ。心が負の感情に蝕ばれる。
急に駅のホームでのアスカが頭の中で描かれた。
唐突にフラッシュバックする映像。
それと同時に僕はそこに、駅のホームに移動していた。
電車が見える。ベンチがある。足は確かにコンクリートの地面を踏んでいる。

232 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/04/03(日) 03:01:13 ID:???
僕は顔を上げる。目の前にはアスカがいる。
彼女は笑わない。怒ってもいない。
記憶とは異なる表情だ。
でもその顔を見ているとそちらが真実に思えてくる。
そして、アスカは軽蔑した視線で僕を見て唇を動かし、言葉を紡いだ。
ゆっくりとゆっくりと動く唇。
今度はそれを邪魔する外音は無い。辺りはシンと静まり返っていた。
「ぎ」「ぜ」「ん」「し」「ゃ」

「偽善者…」

掻き消えた声の正体。アスカはあの時そう言った気が僕にはした。

「君は何がしたいんだよ! もう止めてよ!」

僕は目を瞑り、再び耳を塞いだ。堪らず、叫ぶ。夢の『僕』自身に向かって。
否定はしなかった。出来なかった。
叫びは駅に響いたが、少し木霊するとすぐに何処かに行ってしまった。




「大丈夫かいな、シンジ?」

そこで、僕は目を覚ました。
ぼんやりとする視界に黒い物が動く。
まだ自分は夢の中にいるのかと錯覚したが、
その黒色がジャージだとわかると完全に覚醒した。
トウジの手が僕の肩に伸びている、揺らして、僕を起こしてくれたらしい。
僕は自分の机に着いたままの姿勢で顔だけを上げ、
辺りを見回した。いつもの教室の風景だ。

233 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/04/03(日) 03:04:04 ID:???
黒板があり、教卓があり、机があり、椅子があり、
クラスのみんながいる。根府川先生は既にいなかった。
寝ている間に授業は終わっていた。

「随分とうなされてたで」

前の席からトウジは心配そうに声をかけてくれる。
僕は額にうっすらと溢れている汗を腕で拭い、体も起こす。
少し、自分の息が荒いのがわかる。

「保健室、行った方がいいんじゃないか?」

ケンスケが自分の席から移動して僕に言った。

「平気だよ。大丈夫だよ」
「でも、顔色悪いで」
「無理はすんなよ。よし、俺が連れてってやるよ」

ケンスケは僕の肩をポンポンと数回叩く。

「ケンスケ〜、んなこと言って、ただリツコ先生に会いたいだけとちゃうんか〜?」
「バ、何言ってんだよ! 俺は本気でシンジが心配で…」

ケンスケは慌ててトウジを見る。

「そんなに顔色悪いかな?」

僕は自分自身の顔色が心配になり、二人に訊いてみた。

「ああ、酷いわ。お通夜とお盆がいっぺんに来たみたいな顔してるで」

234 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/04/03(日) 03:05:12 ID:???

ケンスケは同意するように頷く。
でも、お盆は違うんじゃないかという顔をしていた。

「ふ、二人がそこまで言うなら…」

僕は席から立ち上がり、椅子を戻す。
ガガッと椅子の脚が擦れる音がした。

「じゃあ、行こうぜ」

ケンスケは僕の横に並ぶ。
約束通り、付き添ってくれるらしかった。
そうだ、約束といえば。
僕は振り返り、トウジに向かって話しかけた。

「トウジ、さっきの約束…」
「ああ、覚えてるで。シンジと碇妹と委員長でメシ喰おか、って話やろ?」

トウジは手をプラプラと振る。僕は頷く。
僕はケンスケのことを思い出し、彼を見る。
一人、話の蚊帳の外で怒っているかと思ったが、
そうではなかった。ケンスケの顔は笑みが零れていた。

「ほら、早く行こうぜ、シンジ。次の授業、始まっちまう」
「あ、ああ。ごめん」

僕等は教室を出た。

保健室に向かう最中、ケンスケは廊下で話しかけてきた。

235 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/04/03(日) 03:06:23 ID:???

「あの、さ、シンジ。昼飯の時、
トウジと委員長、二人っきりにしてくんないかな?」
「え?」
「トウジ、っていうか、俺も洞木のこと委員長って呼んでるだろ?」

そういえば、そうだ。気付かなかった。

「中学の時、俺ら一緒の学校だったんだ」
 

ケンスケはそこでやや上に視線を移し、
歩きながら、何もない虚空を眺めた。
中学時代を思い出してるかのように。

「多分、委員長はトウジのこと好きだと思うんだよ
でも、トウジは鈍感だし、委員長は、まぁ、素直になれないっていうか、
 ほら、わかるだろ?」
「う、うん。まぁ」

思いがけない接点に僕は僅かに驚いていたが、
ケンスケの言いたい事はわかった。

「うん。わかったよ」

僕は頷く。ケンスケはポケットに手を入れて、
嬉しそうな顔をする。

「良かったよ、シンジが察しのいい奴で」

236 :妹アスカに対する兄シンジの─ ◆N3KfCzebuQ :2005/04/03(日) 03:07:46 ID:???
ケンスケはホッと息を吐いた後、ピタリと歩みを止めた。
少し上に『保健室』のプレートがある。
話してる間に保健室の前に着いていた。

「じゃ、そういうことで。俺、戻るわ」
「もしかして、ケンスケ、それを言うために…」

ケンスケは頭を掻く。そして、僅かに俯き、窓の外を見た。
何か言うと思ったが何も言わなかった。

「ケンスケって、いい人だね」

僕は心底そう思う。
僕が言うとケンスケは照れたように僕に背をみせ、
表情を見せないようにした。

「や、やめろよ。男に言われたって。
 いや、このセリフは女に言われても…
 いやいや、そんなことどうでもいいや。
 とにかく、頼んだぜ!」

ケンスケはそのまま廊下を走っていった。
僕はケンスケの後ろ姿を見送ると、保健室のドアに手をかけた。

237 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/03(日) 03:12:16 ID:???
とりあえず、今回分終わりです。
好きなように書け、と言われたので、
今まで書きたかった、ケンスケ&トウジの学生パートを。
でも、この話はLASなのでそういう場面は描写を薄くしますので。

238 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/03(日) 03:12:45 ID:???
棒読み氏乙です。
しかしはじめて投稿中に遭遇したなw
続き期待してるんで頑張ってくださいな

239 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/03(日) 03:16:05 ID:???
>>238
読んでくれてありがとうございます
キツイ展開になっても見捨てずにお願いします
(そんなキツイ展開はないですけど)

そして、ここまで読んでくれた方々、のうもです (ノ∀`)

240 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/03(日) 03:28:20 ID:???
おお、新たな投下だ!!
甘い指やふきふきみたいにひたすら萌え萌えなものもいいですが、
萌えの部分も出しつつ、シリアスな苦悩のパートが入ってるってのもリアルでイイ!!

241 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/03(日) 09:32:14 ID:???
キテター!GJ!

242 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/03(日) 15:30:28 ID:???
アスカとシンジって同学年だったのか
年子か二卵性の双子かな

243 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/03(日) 16:09:03 ID:???
あ、俺アスカは2コ下だと思ってた。
何か別のFF設定が混じってたのかな。

244 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/03(日) 16:23:55 ID:???
妹だから何となく一つ二つ下だと思ってた
同学年だと実は血が(ryとか萎える展開がありそうだし
偶には苦しみながらも結ばれる二人が見たいんじゃよー
期待してた純も完結しなかったし・・・

245 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/03(日) 16:31:00 ID:???
実はシンジは高校浪人だったんだよ!
アスカと同じ高校に通うために1年棒に振ったのさ
アスカはシンジにレベルをあわせるから良いと言ったがシンジは納得しなかったのです

・・・当時は距離を置こうとしてたのにありえねーw

246 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/03(日) 17:50:08 ID:???
棒読みさんの小説いつ読んでもおもろいわ〜最高だよ棒読みさん。

247 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/03(日) 19:06:05 ID:???
いかにも「苦悩の体験」っぽくていいですねぇ〜。

248 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/03(日) 22:13:55 ID:???
4月生まれの兄と3月生まれの妹なら現実でも同学年の兄弟はありうる。
ゲンちゃんが産後すぐの細君をまた命中させてしまったということで

249 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/03(日) 23:27:41 ID:???
ユイとの間でシンジを作ったけど、
妊娠中にキョウコと浮気したらそっちにもヒットしちゃったとか?

250 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/04(月) 13:43:50 ID:???
>>245
難しい事考えずに、委員長が一年休学してた事にすれば良いよ
脇役だけに事情はどうとでもなるし、本筋とは無関係に処理できる
アスシンの設定で頭悩まさずにすむよ

251 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/04(月) 13:51:31 ID:???
飛び級だといってみるテスツ

252 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/05(火) 23:49:57 ID:???
(σ´∀`)σ)´∀`)

253 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/06(水) 03:17:51 ID:???
ああ!!
もう一個姉弟話思いついちゃいました…
どうしましょう?
同時進行で別の話も投下していいですか?
終わらせてから書けって言われるのは重々承知なんですけど。

254 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/06(水) 04:15:52 ID:???
俺は別にいいと思う。
ってか、書いてほしい。

255 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/06(水) 10:34:11 ID:???
ワクワク

256 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/06(水) 11:02:21 ID:???
期待してる

257 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/06(水) 13:28:46 ID:M3v2o2+6
きゃあスレ来ようよ


258 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/06(水) 14:21:21 ID:???
>>257
何様だお前は。口開けて餌入れてもらってるような分際で。

259 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/06(水) 14:48:53 ID:???
きゃぁスレのもいいが、個人的にはこっちの方が好きだ。
んでもって姉弟話とやらも禿しく読んでみたい。

260 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/06(水) 16:00:58 ID:???
同時進行キター!書いてくださいお願いします

261 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/06(水) 17:55:38 ID:???
今度はアスカが姉で、シンジが弟ですか。
そちらも楽しみにしております。

262 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/06(水) 21:32:34 ID:???
姉弟ネタか…。
一歩間違うとアスカがミサトに化けちゃいそうな悪寒

263 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:17:32 ID:???
一瞬、躊躇して、取手から手を放すと、
ノックしてからドアを開ける。

「失礼します」

僕はそう言いながら保健室に入る。
中に足を踏み入れた途端、消毒液の匂いが鼻腔に広がる。
窓の側に机、そしてキャスター付きの椅子が置いてある。
そこに赤木先生が座っていた。手にはボールペンを握っていて、
書類らしき物に何かを書いていた。

「あら…」

赤木先生は筆を止めると、椅子を回転させこちらを振り向く。
金色に染めている髪。紅いルージュを付けた唇。
黒いタイツに短めのスカート。
どれも教師の風貌とはかけ離れている。
もし白衣を着ていなかったら、
保健の先生ということがわからないだろう。
確かに美人で生徒に人気はあるけれども、
僕はこの先生に対して怖い印象を受けていた。

「どうしたの、碇君?」

赤木先生は僕の名を呼んだ。
僕は保健室にはあまり縁が無く、来たことがない。
それでも、名前を呼ばれるのは妹であるアスカの優秀さのおかげであろう。
アスカのおかげで僕の名前を知らない教師はまずいない。


264 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:18:31 ID:???

「ちょっと、具合が悪くて…」

言ってから、自分自身に疑問を投げた。
本当に僕は具合がわるいのだろうか。
ケンスケとトウジに顔色が悪いと言われて、
保健室に来てみたが、それ程悪くはないような気がする。

「あらそう、それじゃあ」

赤木先生は僕の考えているのを気にせずに、
体温計を前に差し出した。電子体温計だ。
僕はそれを一応、受け取る。

「38度以上あったら、帰っていいわよ」

僕は腋に体温計を入れて、熱を測る。
その間、先生はもう一つのキャスター付きの椅子を転がし、
自分の前に置き、僕に座るよう促したので、僕は言う通り座る。
もし、38度以上あったらどうしよう。
昼休みお弁当を一緒に食べようとアスカと約束してるんだった、
トウジと洞木さんも一緒だけど。(多分、途中で二人とは別れるけど)
まさか『帰った方がいいわよ』とは言われないよね。
僕は不安になる。
だけど、すぐに別の不安が頭の中で持ち上がった。
でも、あんな夢を観た後にアスカと顔を合わせたら、
また拒絶してしまうかもしれない。
電子音がピピッと鳴る。
僕は腋から体温計を取り出した。
小さな液晶は36度3分の数値を出していた。
平熱すぎるほどの平熱だ。


265 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:19:22 ID:???

「どうだったかしら?」

僕は体温計を渡す。
赤木先生は渡されたそれを見て「平熱ね…」と言う。

「おかしいわね」

先生は納得のいかない顔をして少し首を傾げる。

「碇君、ちょっといいかしら?」

そう言って、先生は席から腰を浮かすと僕の額に手を置く。
僕は突然の事で驚き、何も言えず先生の一連の行動を伺っていた。

「熱は無いみたいね」

椅子に腰を戻し、先生は言う。
熱は無いのは体温計で証明済みのはずなのに。
今度は僕が首を少し傾げる。

「ごめんなさいね、碇君。貴方の顔色、ちょっと悪かったから
 体温計が壊れてると思ったのよ」

先生は体温計を持ち、前に出す。

「顔色、そんなにひどいですか?」

ケンスケとトウジにも言われた言葉。
僕は少し自分が心配になってくる。


266 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:20:03 ID:???
しかし、先生は首を横に振った。

「いえ、職業柄ね。長年…、と言ってもそんなに働いてはいないけど、
 それでも、顔を見るとね。この子は疲れているんだわ、とか、
 熱があるわね、とか、何か悩んでる、というのが判るのよ、なんとなく」

言うと、僕を安心させるかのように口の両端を僅かに上げて微笑んだ。
外見からは想像できないくらいのギャップに僕はうろたえる。
それを察したのか先生は
「あら、失礼ね。貴方、私のこと常識外れな人間だと思っていたでしょう」
と言って、肩を竦めた。僕はますますうろたえ、
顔が熱くなるのを感じた。

「いえ、そんなことないです!?」

図星を疲れて僕は慌てて首を振った。

「ま、別にいいわ。髪の色をこんなにしてたらそう思われるのは当然だし…」

先生は脚を組み、こめかみを指先でとんとんと叩く。

「で、話の続きなんだけど…、
 貴方、何か悩んでないかしら?」

僕は戸惑う。何て答えたら良いかわからない。
悩んでいる。確かに僕は悩んでいる。
アスカのことを。妹のことを。
でも、ここで相談していいものかと言われると、
少し躊躇してしまう。
だけど、話した方がいいかもしれない。


267 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:21:01 ID:???
誰かに話せば幾分か楽になるかもしれない。
それに赤木先生は生徒の秘密を守りそうな、
そんな雰囲気がある。
僕は自分に言い聞かせるように頷くと、
先生に夢の事を話す決意をした。



僕はできるだけ話が不自然にならないように
アスカの部分だけを省いて、先生に夢のことを話した。
先生は何も言わず、僕の話を時々、頷きながら聞いていた。
話し終えると、先生は僕に微笑んで見せた。

「つまり、貴方には好きな子がいる。
 でも、夢の中ではその子を犯して傷つけてしまう。
 そして、最後には─」

先生はそこで言葉を切る。
多分、『首を絞め、殺そうとする』と言いたかったのだろう。
でも、僕に気を使ってか、そこは言葉に出さなかった。

「夢の中の『貴方』は貴方自身に警告をする。
 貴方が一番危険な人間だと…」

先生は目を瞑り腕を組み、少し考える仕草をする。

「私は大学の時、ちょっとだけ心理学をかじったことがあるだけで
 碇君が望むような答えは出ないと思うけど、いいかしら?」

僕は頷く。先生には失礼だけど、
今は藁にも縋りたい気分だった。

268 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:22:09 ID:???
あの夢を思い出してしまって、
アスカにまともな顔をして会える気がしない。

「そう、良かったわ。とりあえず気軽に聞いてね」
「はい…」
「夢の内容だけど、夢の内容は大きく分けて二種類に考えることができるの。
『顕在内容』と『潜在内容』と言うんだけど。
『顕在内容』は夢の内容そのもの。
『潜在内容』は『顕在内容』の裏に隠れている願望ね。
貴方の心に負担をかけないよう、
『潜在内容』は無意識の内に圧縮、移動、視覚化、二次加工が加えられて、
貴方が観る夢が『顕在内容』に変わるの」
「でも──」
「分かってるわ、貴方は夢で負担がかかる。不安になる。
 不快感を得てしまう。この場合は複雑なんだけど…、
 貴方が観る夢の内容をそのまま認めてしまうと、
更に心に負担がかかってしまう、っていうわけ。
 つまり…、言いにくいんだけど、貴方はもしかして
 自分自身が好きになってはいけないと思う人に強い好意を寄せていない?」

僕はその言葉でドキリと心臓を揺れるのがわかる。
手に汗をかく。僕はそれを握り、俯く。
何も言えない。僕は押し黙る。


269 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:23:06 ID:???

「まぁ、それはいいわ。ごめんなさいね、変なこと訊いて」
「いえ…」
「続きだけど、貴方がその夢に出た女の子への感情を認めると、
 貴方はその女の子を傷つける恐れがある。
 だから、貴方は夢の中で先にその子を傷つけて、
 自らを遠ざけようとする。
 でも、貴方はその子を傷つけたくない。
その矛盾した心が貴方に警告なり、
忠告なりする『貴方』自身が現れる…」

僕は黙って頷く。

「貴方が好きな子がどんな子かわからないから、うまいことは言えないわ。
 でもね、私みたいな年で言うと恥ずかしいけど、
 貴方はその子のことを愛してる、ってことよ、心から。
 その気持ちが夢で歪曲したからって恥じることはないわ。
 そんな夢を観るのは貴方がその女の子を本当に好きな証拠じゃないかしら?」

僕は目を瞑る。そして、アスカを想う。
僕はアスカを愛している。
アスカの顔を愛している。
アスカの身体を愛している。
アスカの心を愛している。
そして、やはりアスカのことを僕は愛している。
僕は道徳的に間違った自分の想いを間違っていないかを、考えた。
確かに先生の言う通りだ。
いつからかは正確にはわからない。
ひょっとしたら物心がついた時から、
いや、それ以前にアスカのことを僕は。

270 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:23:54 ID:???
自分の想像の中のアスカ。
今日、観た夢のように苦しんでいない。泣いてもいない。
笑っている、楽しそうに。
僕は自然と嬉しくなる。心が暖まる。
この今の気持ちが僕の本当の気持ちだと信じられるだろうか。

「でも、僕はその子の事を考えて…、自分で…、その…」

何て言っていいのか。これを言葉に出してしまったら、
アスカへの想いが偽物のような気がして、僕は言葉に詰まる。

「自慰。つまり、その女の子を想ってマスターベーションをするのね?」

僕の顔は信じられないくらい熱くなる。
多分、物凄く真っ赤になっていると思う。
恥ずかしくて先生の顔を見れない。
僕は俯いている首を更に落ち込ませて、
床を凝視するような体勢になる。

「あのね、碇君。貴方、そういう事が汚いことだとか思ってない?」
「え?」
「性の交わりを宗教的にタブーにしている人達もいるわ。
 そういうことを考えることもね。
 でもね、人間は寝ないと眠くなるし、食べないとお腹が減るわ。
 性に対しての行為だって、人として当たり前のことじゃないかしら?
 貴方達ぐらいの年齢だと性に興味が一番盛んな時期だけど、
 そういう子とは逆にそういうことに嫌悪を示す子も中にはいるのよ。
 あ! 別に好きな子とsexしろとは言ってないわよ。
 それはお互いが了承しあうのが大事だと思うし、
その子の事を大事に想っているなら尚更ね」
「…はい」

271 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:24:30 ID:???
「だから、例え、貴方が好きな子を想ってマスターベーションをしたとしても、
 それは健康な男の子なら普通のことで気に病むことはないわ」

僕は先生の言葉を聞いて、俯いたまま何も言えなかった。
妹に対する道徳的に間違った想いはあるが、
それでも、話す前よりは楽になったような気がする。
心のわだかまりが少しだけ軽くなったような気もする。
今まで、悩んでいたことを初めて他人に話して、
視界が晴れるようだ。僕は顔を上げる。
赤木先生は笑っていた。

「ちょっとは力になれたかしら?」
「はい…とても…」

僕はしばらく先生の顔を見つめた後、頭を下げた。

「ありがとうございました」

僕が礼を言うと、先生は「どういたしまして」と言う。
僕等は同時に掛け時計を見る。
時刻はちょうど午後の一時。
既に昼休みが始まっていた。
僕はアスカとの約束のため、立ち上がろうとした瞬間、
ドアがノックされる。僕は音のした方向を見た。

「失礼します」

この声は。
ドアが開かれる。
そこにいたのは僕の妹のアスカだった。
アスカは軽く会釈をする。

272 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:25:38 ID:???
「あら、碇さん…どうしたの?」
「はい、兄がここにいると聞いたので」

赤木先生が聞き、アスカが答える。
アスカはすっかり優等生モードに入り、
はきはきと答える。
しかし、手には僕の作ったお弁当が。
それが二つも。赤い包みと青い包み。僕の分とアスカの分だ。
きっと、アスカは僕の教室に寄ったのだろう。

「あ、今、行こうとしてたんだ」

僕は立ち上がり、もう一度先生に礼を言う。
先生はにこやかに笑って、僕等を見送ってくれた。

僕等は廊下を歩く。
アスカはつかつかと早歩きで僕の前を進む。
まるで、僕を無視しているような。

「アスカ、待ってよ」

僕は先に行くアスカに声をかけた。
もしかして、遅れたことで怒ってるのかもしれない。
アスカは振り返る。そして、僕を見る。じーっと。
そして、辺りを見回す。人が多いことを確認すると、
アスカは僕の腕を掴み、階段の踊り場へと連れて行った。
そこには誰もいなくアスカは僕をまた見つめる。
いや、見つめるなんて物ではない、アスカは僕を睨んでいた。


273 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:33:05 ID:???
「赤木先生と何、話してたの?」

アスカが訊いてくる。
僕は咄嗟のことでアスカの問いの意味がよくわからなかった。

「あの赤木リツコ先生と何してたの?」
「え? 何してたって、僕が相談を受けてもらったんだ」

アスカは腕を組む。手に持ってる弁当箱の包みがプラプラと揺れる。

「どんな?」

アスカが顔を近づけさせる。
ちょっと近すぎると思う。
僕は少し後ずさると、アスカもまた近づく。

「『どんな?』って…」

僕は赤木先生に話したことを思い出す。
アスカの事をオブラートに包んだが、
もちろんあんな夢の相談は言えるわけがなかった。


274 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:36:10 ID:???
先生が恥ずかしいことではないと言ってくれたが、
それとこれとは話は別だ。

「い、言えないよ…」

僕がそう言うとアスカは目を細め、
きらりと瞳を光らせる。

「ふーん、御仲がおよろしいことで
 二人だけの秘密ってわけね?」
「な、何を言って──」

アスカは僕に背を向けて、
階段をずかずかと昇っていく。
一見、普通に昇っているが少なくても僕にはそう見えた。

「ちょっ! アスカ、なんで、怒ってるんだよ」
「うるさいうるさい、別に怒ってなんかないわよ!」

怒ってる、怒ってるよ。
僕は訳がわからず、アスカの後を追いかけた。


275 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/07(木) 02:41:43 ID:???
今回の投下分終わりです。
このリツコ先生は本当に大学で心理学を少しかじった程度です。
いや、リツコさんがねw

ということで、もう一つに姉弟物を文章に起こしてみたら、
(序盤だけでも)かなり癖のある話になったので、
やっぱり、こっちが終わってから投下させてもらいます。
調子乗ってすいませんでしたOTL
風邪ひいて今、何を書いてるやら…
今回の投下分、変な所があったらすいませんOTL

ここまで読んでくれてどうもですノシ


276 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/07(木) 03:23:28 ID:???
GJ!!


277 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/07(木) 03:25:19 ID:???
おってゅ

278 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/07(木) 03:41:50 ID:???
乙。今回も禿しく萌えました。
しかし、棒読み氏といいN3氏といい、風邪が流行ってるなぁ。
お大事に。

279 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/07(木) 03:57:01 ID:???
なんで棒読みさんの小説ってこんなに読みたくなるんだろ?
最高だよ棒読みさん。

280 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/07(木) 09:24:17 ID:???
風邪ひいてるなら琢磨汁飲むといいよ
乙でした

281 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/07(木) 15:09:30 ID:???
>>280
なんなんだ琢磨汁って!? と、最初ビビったよw
あの、スゴイ水のことだよねー(まさかチガウとか言わないよね?)

282 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/07(木) 18:53:50 ID:???
本当に琢磨汁飲めるなら飲みたい……

283 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/07(木) 19:08:17 ID:???
ここはやっぱレッドブルだろ。■先生みたいにまろやかに活躍できるぜ。
蛸汁じゃあどんなに調子よくてもリタイアしちまうぞ。

284 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/08(金) 01:54:41 ID:???
>>281
お察しの通りあの超水のことですw

>>283
>リタイア
耳が痛い…きっとあれは産みの苦しみです…
たぶん…orz

皆さんも季節の変わり目ですからお体を大切にノシ

285 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/08(金) 02:18:09 ID:???
嫉妬アスカ萌え(*´д`*)
シンジも一歩前へ進めましたな。続きが気になります
そしてリツコもほとんど漏れの理想の通り(*´д`*)

286 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/09(土) 12:33:33 ID:???
`∧_∧
(´д`){ハァハァ
( つ旦O
と_)_)

287 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/10(日) 18:10:32 ID:???
うう、某スレは荒れるわ、春休みの宿題まだ何もやってないわ、棒読みさんは来ないわ、
なんか最近良いことないなぁ・・・。

288 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/10(日) 20:56:53 ID:???
>>287
宿題済ませれば投下も来るさ。

289 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/10(日) 21:40:06 ID:???
>>288
オラッシャー!!根性で数学89ページ終わらせたぜ!!
答え写しただけだけど。

290 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/10(日) 22:13:37 ID:???
>>289
おめでとう。好意に値するよ

291 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/12(火) 20:19:55 ID:???
朝から空は変わらずに機嫌を損ねることはなかった。
白い雲をまばらに遊ばせ、綺麗な水色を僕等に見せていた。
僕は首をもたげ、上空を見上げる。
太陽の光が目には入り、目を細めた。時折、吹くそよ風が頬を撫でる。
屋上にいる僕等にかかる風がこの程度なら、
地上は無風に近いかもしれない。
僕はそんなことを考えながら、屋上に流れる空気を大きく吸ってみた。
いい匂いがする。風と一緒に乗ってきた植物の匂いだ。
僕はもう一度、空気を肺に満たす。
何の香りだろうか。おそらく、花の匂いだと思う。
何処か懐かしい感じがする。
この匂いの下でよくアスカと遊んだことを思い出す。
確か、桜。僕等の家の近所の公園では、
小さいけれど何本か桜の木が植えられている。
そこで僕はアスカと遊んだ記憶がある。
桜の匂いを嗅ぐと昔の思い出が蘇ってくる。
鮮明な思い出ではない。ぼんやりとしている。
今までこんなことがなかったのに不思議だ。
アスカとの関係が修復したことに起因しているのだろうか。
大きくなってから、特に高校生になってからは、
その公園に寄ることはなく、ましてやアスカと一緒に
入ることはもちろんなかった。
今年は極端な遅咲きだったため、まだ桜の木は花びらを残している。
しかし、そろそろ花は散り落ち、土に還る運命だ。
桜の花が無くなる前にもう一度、その公園にアスカと行きたい、と僕は思った。

「どないしたんや、シンジ。眠たそーな顔してからに」

隣りで胡坐をかきながら、
購買部で買ってきたパンを頬張っているトウジが声をかけてきた。

292 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/12(火) 20:21:10 ID:???

「どーせ、いやらしいことでも、思い出してんでしょ。ふんっ」

アスカが僕が答える前に誰に言うでもなく、ポツリと呟いた。
僕は目を細めるのを止め、前に座っているアスカの様子を伺う。
隣りでは洞木さんがおろおろという表現が
ぴったりの困った顔でアスカと僕を交互に見ていた。
洞木さんもアスカが怒っているのがわかるようだ。
僕と洞木さんの食は進んでいない。
食べているのは事情を知らないトウジと、当の本人のアスカ。
空気が重々しく僕と洞木さんに圧し掛かる。
せっかくトウジと洞木さんが久しぶりに会っているのに
この雰囲気では悪い気がした。
それにケンスケとの約束もある。
僕はアスカが食べ終えるのを確認すると、
僕は食べかけの弁当箱の蓋を閉めて、包みに入れた。

「どないしたんや、やっぱ具合、悪いんか?」
「いや、違うよ」

僕は首を振りトウジの言葉を否定しながら「ちょっと、用事思い出したんだ」
と言い、立ち上がった。
アスカはそんな僕の様子をきょとんとした瞳で見ていた。

「ほら、行こう。アスカ」

僕は微笑み、アスカの手を握る。

「え? え!? う、うん…」


293 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/12(火) 20:22:26 ID:???
アスカは僕の急な言動に慌てて、弁当箱を同じく包みに入れて立ち上がる。
機嫌が悪いのは何処かに吹っ飛んでいる。
と、思ったらやっぱり怒っていた。顔が少し赤らんでいる。
でも、顔が紅いのは太陽の光を浴びた軽い日焼けか、
紅い髪からの光の反射かもしれない。
とにかく僕は屋上から移動しようとアスカの手を引き、
屋上の出入り口のドアまで歩く。アスカはやや俯き加減だ。
ドアを開ける前に僕は振り返り、トウジと洞木さんを見た。
二人は面を喰らった表情で僕らを見ていた。

「ごめん、また後でね、トウジ」

僕はそう言ってドアを開けて、屋上から退出した。

バタンとドアが閉まる。
屋上と学校をつなげる階下。これを降りるともう一つドアがあり、
そこから学内の廊下へ出ることはできる。電気はさほど多くはない。
というより、普段、生徒が昼休み以外使わないのか、
天井の蛍光灯自体、着いていない。
窓から射し込む陽光が電気代わりとなっている。
昼間しか立ち寄ることがないからこれで十分だろう。
僕は手を繋いだままアスカの方を見た。
光の線が僕らの身体をくっきりと分け、
お腹から下には陰を作り、上には明を作った。
おかげでアスカの表情がよく見える。
アスカは俯き、長い髪から覗かせる顔の表面は
やっぱり僕の目には少し紅く映る。太陽の加減とかでは断じてない。
もしかして体調が悪いのかもしれない。
それならば、アスカがいきなり不機嫌になった理由も肯ける。
子供の時からアスカは風邪をひくと、重度にわがままになってしまう。


294 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/12(火) 20:25:27 ID:???
僕はよく風邪をこじらせたアスカに一緒に寝ることを強制され、
おかげで我が家ではアスカが風邪をひくと
僕も風邪をひいてしまうのが当たり前になってしまった。

「ちょっと、ごめん」

僕は手を放し、アスカのおでこに手の甲を充てた。
しばらく甲を密着させる。熱は…、無いと思う。

「な、何してんのよ…」

アスカが僕を見ないように言う。

「アスカ、さっきから変だよ。何、怒ってるんだよ?」

僕の手はおでこにくっついたままだ。
その手を振り払わないのは、そんなに怒っていないのかもしれない。

「だから、怒ってないわよ! 
なんで、アタシが、シンジと保健医の仲なんかで怒んなくちゃいけないのよ!」
「え? 保健…医? 赤木先生のこと?」

アスカがまた僕のことをシンジと呼んでいる。
いや、今はそれは置いといて。

「もしかして、アスカ…、さっきの僕と赤木先生のことで怒ってるの?」
「あ……」

アスカの顔全体がみるみる紅くなっていく。
一瞬にして、その白い肌が真っ赤に変色した。

295 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/12(火) 20:25:51 ID:???
初めてリアルタイムでキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!

296 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/12(火) 20:27:25 ID:???
首筋もお弁当の包みを持つ手も一緒に。
僕の手の甲がどんどん熱くなる。
アスカのおでこ、体温が熱くなっていっている。
その様子を見ていると僕の胸はぎゅっと締め付けられる。
そして、また僕は思い出す。
あれは幼稚園の時分。僕とアスカは同じ組だった。
担任の先生はとても綺麗で優しい女の人だった。
幼稚園での出来事はほとんどが記憶の彼方だけど、
それでも先生の顔はある程度思い出すことができる。
黒く長い髪が印象的で理知的な眼鏡をかけ、
口元にほくろがあったような気がする。(確かではないが)
名前は山岸マユミ先生。同じ組の子に人気があった。
いや、幼稚園全員に人気があった。
みんな好きだったし、僕も好きだった。
でも、アスカだけはマユミ先生のことを毛嫌いしてた。
先生が話しかけても、無視するし、
時々、凄まじい癇癪を起こし、先生を困らせたりもした。
もう、先生にも止められないぐらい。
今のこの学校の生徒が見たら、ひどく幻滅するぐらいの。
僕は泣きそうになりながら、アスカの頭を撫でたり、
諭したりして、必死にあやした。
何故、アスカは先生を嫌ったのか、理由はついぞわからなかったが、
今、思えばアスカはマユミ先生に少なからず好意を持っていた僕に
嫉妬していたのかもしれない。それは自惚れだろうか。勘違いだろうか。

297 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/12(火) 20:28:37 ID:???
しかし、あの頃はアスカは僕にべったりだった。その可能性は大きい。
僕はその当時のアスカを慰めるながら、
泣きベソをかいている自分を想像して笑った。

「何、笑ってんのよ?」

アスカは俯きながら言う。
前髪で隠れている眉間がやや寄せられている。

「ううん、なんでもないよ…」

僕は首を振る。
もし、少しでも嫉妬してくれてるのなら、素直に嬉しい。
形に表現されると本当に僕らは昔に戻れた様な気がする。
だけど、仮にこれからアスカの僕に対する気持ちが親愛を越える物になったとしても、
僕にはそれを受け入れる覚悟なんか持ち合わせていない。
それでアスカが幸せになれるはずなんてないからだ。
ただ、傷つくだけというのもわかっている。
でも、僕には一歩でも半歩でもアスカへの歩みを離すことなんてできない。
僕は卑怯だ。


298 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/12(火) 20:29:14 ID:???
僕はアスカの柔らかな肢体を服ごと抱き締めたいと思う。
アスカの肉体を感じたいと思う。
唇と唇を重ねたいと思う。
想いを混じり合わせたいと思う。
でもそんなことはできない、けっして。
だって僕らは兄妹だから。
アスカにはいずれ、好きな人ができて、
僕のことなんか頭からすっかり忘れ去り、
時々、思いついたように僕のことを考える、
そういうことにきっとなるだろう。
それは僕にとってひどく悲しいことだ。
でも、そうならなくちゃいけない。そうなるべきなんだ。
アスカの前にアスカが好きになる人が現れるのは、
そう遠くないかもしれない。一年後かもしれないし、
一ヶ月後かもしれない。それとも一週間後かも、
ひょっとすると、今日、出会う運命かもしれない。
だから、少しだけ。この幸せが泡のように消え去る前に、
僕はアスカの頭をそっと撫でたいと思う。
いつかは無くなる幸せを噛み締めるように、
僕はひどく空虚な心でアスカの頭の上に手の平を乗せた。
日光が当たり、ポッと温かかった。不意に涙が出そうな気がした。


299 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/12(火) 20:33:18 ID:???
>>295
読んでくれてありがとうですOTL

え〜と、今日の投下終わりです。
遅れてスイマセンでした。
3月中に終わると言ったのが夢のようですなw
いや、本当にごめんなさい。
それじゃノシ

300 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/12(火) 20:36:05 ID:???
乙でした!!
俺はもう伸びてくれても、この作品をまだまだ読み続けることが出来るので幸せです!
あ、でもその後に控えてる姉弟モノも気になるな・・・。
ま、棒読みさんが思うような物を書いてくださればいつまでかかろうが気にしませんよ。

301 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/12(火) 20:42:16 ID:???
>>300
本当にそう言ってくれると嬉しいですね
心が暖まるというか…

それだけっス。
今度こそ、それじゃノシ

302 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/12(火) 21:55:08 ID:???
乙です
シンジ君が切ないYO・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン

303 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/12(火) 22:30:23 ID:???
GJ!葛藤だなぁ〜

304 :妹アスカに対する ◆N3KfCzebuQ :2005/04/16(土) 16:00:09 ID:???
僕は撫でた、アスカの頭を。何度も。涙を抑えながら。
アスカはいつの間にか、寄せていた眉間を元に戻していた。
代わりにその目を細め、少しはにかんでいた。
思わず抱き締めたくなるそんな顔だ。
僕はその感情を必死に押さえ込む。
ふと僕とアスカの目が合う。
アスカは可愛い笑顔を真顔にすると僕を見遣る。
睨んでいるつもりなのかな?
その瞳には全く迫力という物は感じられなかった。

「こんなんで誤魔化すつもり、お兄ちゃん?」

アスカは片方の手で僕の頬を抓る。

「ごまかふって…」
「そうよ!」

アスカはズイッと僕に近づけ、顔も僕に寄せる。
弁当箱の包みの紐を腕にかけ、
もう一方の手で僕の抓っていない頬も抓る。

「保健医とどんなことをしてたのか、
はっきり説明してもらいたいわね」


305 :妹アスカに対する ◆N3KfCzebuQ :2005/04/16(土) 16:01:07 ID:???

ひとしきり僕の頬を伸ばした後、
アスカはやっと開放し、そのまま自分の腰へと手をやった。
そして、人差し指の先をこちらに向けて言う。

「どうしてそんなこと聞きたがるんだよ?」

僕は自分の頬を擦りながら訊く。

「どうしてって…、そりゃあー…、
お兄ちゃんが保健医と変な関係になってたら、
アタシの沽券に関わるでしょ?」

人差し指を折り曲げ、アスカは自分の胸へ手を置き、
少し身体を反らす。
嘘だ、本当はアスカは僕と赤木先生のことを妬いてたんだ、と思う。
僕はアスカの本心が聞きたかった。
アスカの口から『他の女に近寄らないで』と言って欲しかった。
嫉妬して欲しかった。
僕はもう一度、アスカの髪を触り、
一瞬、躊躇したけど、彼女の頬も撫でた。
アスカは少し驚いた顔をしたけど、
そのまま頭を僕の胸へと預けた。
トンッと軽い衝撃がアスカの香りと共に胸板に伝わった。

「ごまかし。ぜったいゆるさないんだから…」

僕は首を横に振った。


306 :妹アスカに対する ◆N3KfCzebuQ :2005/04/16(土) 16:01:43 ID:???
ガタン、ガタンと音がする。電車が走る音だ。
乗客は他にも乗っていたが、全員座れる程度に空いていた。
大学生らしき人が斜向かいの椅子に腕を組みながら座っている。
ドアの側に肩に鞄をかけているあまり見ない制服の生徒が立っている。
隣りには拳一個分、離れた場所に
アスカが背中を沈めるように深く座っている。
僕はアスカを見ずに、ジッと外の景色を眺める。
今、アスカの顔を見てしまったら、
きっとどうしようもなく頭を撫でて、
抱き締めたいと思ってしまうから。
窓の外が動く、動く、動く。
ビル、電柱、ダンス教室、何かの柱、看板、コンビニ。
そして、視界の端にアスカの長くさらさらとした紅い髪。
たくさんの物が通り過ぎていく。
夕日が遠くに浮かび、
その照り返しが電車の椅子に座る僕をオレンジ色に染めていた。
夢とほとんど同じ景色だが、僕はこれを夢とは少しも思わない。
僕の手の平はアスカと僕のその隙間にある。
アスカと僕の手は当たり前のように、重ねられ、
彼女の体温が手の甲に伝わってくる。
その温もりが現実だと認識させる。
キュッと手を握られる。僕は握り返す。
窓の外が変わらずに動いている。
ビル、電柱、ダンス教室、何かの柱、看板、コンビニ、
そして、アスカの温もり、アスカのぬくもり。


307 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/16(土) 17:36:12 ID:???
キテタ…(゚∀゚)乙彼Summer!

308 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/16(土) 18:34:03 ID:???
乙です!

309 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/16(土) 20:40:30 ID:???
禿しく萌えた!!


310 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/16(土) 20:57:48 ID:???
続きマダー?

311 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/17(日) 00:05:47 ID:???
ふきふきのスレが消えていく……

312 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/18(月) 00:19:36 ID:???
>>311
もし「きゃぁスレ」が消滅してしまったら、
迷惑でないのであれば転載板の管理人さんに頼みこんで、
続きを載せてもらうか、評価板をお借りするか、
もしくはどこかに投稿するか、自分でサイトを打ち立てるかしますので、
続きを待ってくれる方々、スイマセンOTL


つttp://eva-2ch.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/upload/dat/eva0317.html
とりあえず、こんなのをとあるスレを参考に作ってみたので、
荒れてる心が癒されるかどうかはわかりませんがドゾー

313 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/18(月) 00:34:08 ID:???
個人的に「きゃぁスレ4」がたつ時に間違えて建てられた「目欄スレ」で
続きを書いてもらいたい。

314 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/18(月) 00:42:10 ID:???
>>312先生
ナイス跳び蹴りです。癒されました。

315 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/18(月) 08:46:37 ID:???
いざとなったら第二に次スレを立てるって手もあると思うんだけどどうだろう
こっちには誘導スレを立ててさ

316 :某所の中の人 ◆sweet/13h. :2005/04/18(月) 08:55:14 ID:???
>>312
直接書き込むのは何の問題無いので、その時は遠慮無くどうぞですー。
(作者さんとの雑談スレや感想スレも必要なら立てちゃっても問題ありませんので)
他(or自)サイトに載せた際にはこちらからは削除できるのでご安心を。

続きは楽しみにしてますですよ。

317 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/18(月) 11:41:50 ID:???
このスレの皆さんは大人ですね

318 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/18(月) 19:06:46 ID:???
隠れ名店ってのがテーマだから

319 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/19(火) 11:23:54 ID:???
きゃあスレは終わってしまいましたね。
民度が低いことで昨今有名な某国民のようなスレ住人がいっぱいです。
嘆かわしい事です。

320 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/19(火) 11:35:52 ID:???
まああそこは結構有名?になったし荒れることは分かりきってた
問題はこれからどうするかだと思う。
向こうの>>1を守れる奴だけならそんなには荒れないんだが

321 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/19(火) 13:07:17 ID:???
アレ全部自演でしょ? 処々乗せられてるヤツもいるけど。相手にしなけりゃきえるよ。

322 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/19(火) 19:37:17 ID:???
続きマダー?

323 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/23(土) 23:40:57 ID:???
棒読みさん、生きてますかー?

324 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/27(水) 17:51:13 ID:???
期待sage

325 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/29(金) 15:21:53 ID:???
待つ

326 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/29(金) 18:05:07 ID:???
朝、一緒に歩き、指切りをした道。
僕は途中で買った今日の夕食の食材をビニールの袋に入れて、
鞄と一緒に携え、ほんの少しだけ手を触れさせながら
アスカと並んで歩く。
時折、手の甲が当たる、そんな近接した位置関係。
僕は一瞬のアスカの手の感触と温もりに
躰の中心をドキドキしながら歩みを進めていた。
僕は首だけ曲げて、後ろを見てみる。
足元から伸びる僕らの影は手を重ね合わせ、
しっかりと繋いでいるように見える。
それだけではない。僕らは躰を交わらせている。
望んでも恐らくはかなわない屈折した想い。
それを体現してくれる僕の影。
誰の目にも憚ることなく、手を絡ませる彼らを
少々、羨ましく思ってしまう。
「重症…」僕はアスカに聞こえないようにそう呟いた。
家の近くまで来ると、例の公園の前にさしかかる。
僕の歩みは自然と遅くなっていった。


327 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/29(金) 18:06:01 ID:???

「どうしたの?」

アスカが不思議そうに僕の顔を覗く。
何て言えばいいんだろう。
鞄を持つ手を強めに握ると少し手が汗ばんでいた。
僕は子供の頃、どんな風に公園へアスカを遊びに誘ったんだろう。
思えば、この公園にはアスカと遊んだ記憶があるが、
そこまでに至った過程が全く思い出せない。
僕は公園を眺める。視界に桜の花が入る。
突然、昔の情景が脳内に浮かぶ。
公園でアスカと僕が楽しそうに遊んでいる光景が。

「アスカ、公園に寄ってみない?」

口から言葉が飛び出した。あっさりというぐらい簡単に。
僕はアスカの方を向く。
驚いた顔をしていると想像してたけれど、
予想は外れ、アスカは口の端を少し上げて、微笑んでいた。
その笑顔に僕はドキリとする。そして、アスカは頷いた。


328 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/29(金) 18:07:01 ID:???

公園には誰もいない。もうすぐ日没だし、
近所の子供等は家に帰っているみたいだ。
僕は公園内を見渡す。
公園は僕の記憶とはかなりの差異があった。
遊具のほとんどが撤去され、残っている物はシーソー、ブランコ、
滑り台、砂場などの普通の遊具。
いや、何を持ってして普通と割り切るかわからないけど、
とにかく一般的な物がそこには残っているだけだった。
何処かの公園で子供が遊具で大怪我を負った事件から、
それらを撤去する動きがあるというのをニュースで観たのを覚えている。
僕はかつてそこにあった筈の地面に突き刺した軸を中心に
回る球体の遊具(正式名称はわからない)があった場所へ行ってみる。
何も無い。土だけがそこにはある。
僕はそこの鼠色の土を踏みしめてみる。

「無くなっちゃったんだ、そこにあったヤツ」

アスカが僕に声をかける。
僕は頷く。

「うん。そうみたいだね」
「ちょっと、残念ね…」
「うん…」


329 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/29(金) 18:08:13 ID:???
他の遊具をよく見ると、色も違うような気がする。
きっと、何回かペンキを塗り替えたのだろう。
公園は僕らが来ない内に全く違う物へと変貌していた。

「なんか、変わっちゃたね…」

僕は言う。
「でも、あそこ」と言いながらアスカは指をさす。
そこには木々、たくさんの木があった。
そして、その中に数本の桜。
花は残り少ないが、子供の頃と変わらないそのままの姿だ。
僕らは桜に近づき、木の下に入ってみた。
僕は桜の花を下から見上げてみる。
桜が橙色の陽光と混じり合い鮮やかな雰囲気を醸し出していた。
そこに穏やかな風が吹いた。ふわりとアスカの長い紅色の髪が舞う。
上から数枚の桜の花びらがひらひらと舞い降り、
アスカの髪に沈んでいった。
一瞬、溶けたのかと思ったけれど、もちろんそんなことはなかった。
紅色の髪とピンク色の花びら、それに沈みかけの夕日の橙。
それぞれが鮮やかに重なり、美しい色合いをみせていた。
僕はアスカの頭の上にのっている、桜を指先で摘み、取り上げると、
アスカも僕の頭の上に手を伸ばし、何かを摘んだ。
僕にそれを見せる。アスカの手の平には何枚かの桜の花びら。
白い肌との関係も相成り、桜はとても映えて見える。
アスカはそのまま花びらを手に包み込む様、手を握ると
桜の幹に背中を合わせ、その場にしゃがみこみ、じっと前を見据えた。


330 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/29(金) 18:09:07 ID:???
何を見ているんだろう。
僕は鞄を地面に置き、その上にビニール袋を乗せ、
アスカ同様にしゃがみこみ、視線の先を追う。
そこにはブランコがあった。きこきこと少しだけ揺れている。
アスカはそこに子供の頃の僕らを観ているのだろうか。
僕はそれを思い出しながら想像する。

黒髪の男の子がブランコに座っている。僕だ。
赤色の長い髪の女の子が僕の後ろに立っている。アスカ。
僕を乗せたブランコは激しい振り子の運動をしている。
アスカが僕の背中を押し勢いを付けて遊んでいるからだ。
傍目から見てもかなり危ない。でも、僕は声を出さないし、
文句も言っていない。目にうっすらと膜を張らせ、グッと我慢している。
アスカには泣くとかそういうカッコワルイ所を見せたくないのだろう。
何も言わない僕をアスカは楽しんでいると勘違いしたのか、
ますます勢いをつける。そのままいくと…。
振り子の運動はますます強くなる。
危ない。危ない。
僕はこの結末を知っている。
そのすぐ後、僕はブランコの金具の部分を放してしまい、
一瞬にして前方へと飛ばされていった。
僕は咄嗟に両腕を出し、頭から地面に突っ込むことだけは避けられたが、
腕はすりむき、かなりの出血をした。僕は地面に座り込み、
痛さに耐え切れず、泣いてしまう。
アスカは慌てて駆け寄ってくる。


331 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/29(金) 18:10:16 ID:???
『ごめんね』『平気』『大丈夫』
様々な慰めの言葉をかけてくれる。
僕の頭を撫で、時折、傷口を見て息を吹きかけながら、
涙目でおろおろしたりもする。
でも、一向に泣き止まない僕に対して
アスカはどうしたら良いかわからず、
ついにアスカも泣き出してしまう。
そんなアスカを見て僕は立ち上がり、
泣きじゃくる彼女の頭を撫でる。
『泣かないで、泣かないで』何回もしゃっくりを交えて、
必死にアスカを泣き止まそうとしている。
アスカも泣きながら僕の頭を撫でて、僕を慰めている。
もうわけがわからない。最後の方では二人でわんわんと泣いていた。
結局、母さんが僕らを迎えに来たのを覚えている。
母さんを真ん中に三人並んで手を繋ぎ、歩いて帰った。
僕らは手で涙を拭い『ぼくがワルイ』『アタシがワルイ』と
母さんはちっとも怒っている素振りは無いのに何故かお互いを庇いあっている。
服を土で汚したことか、怪我をしたことか。何に対して庇っているのか、
それはわからない。母さんの困った顔が印象的だった。

気付くと辺りは薄暗くなっていた。
公園に所々立っている電灯は明かりを灯している。
隣にいるアスカが僕を見ていた。

「何、考えてたの?」

アスカが訊いてくる。


332 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/29(金) 18:11:18 ID:???

「ブランコのこと…」

僕は少し考えて言った。

「ブランコ?」
「うん。ブランコ」

僕は頷いた後、立ち上がり、僅かに背中に着いた木の皮を手で払う。

「アスカは?」

僕はアスカを見下ろす体勢で訊いてみる。
アスカは僕の問いに答えず、自分の髪を耳にかけるように流した。
少しだけ沈黙が場を支配する。

「帰ろうか」

僕はアスカに手を差し伸ばす。
アスカは僕の手を握ると少し反動をつけて立ち上がり、
僕同様に背中を手で払う。

「ところで、どうしてお兄ちゃんはここに寄ろうって言ったの?」

アスカは自分の鞄を手に取ってから言う。

「何でかな?」

僕も鞄とビニール袋を持ち、首を傾げた。


333 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/29(金) 18:12:23 ID:???
ただアスカとここに来たかった。理由はそれだ。
でも、『何故、来たかったのか』と訊かれると困ってしまう。

「わかんないや」

僕は頭を掻き、曖昧に返答をした。

「それって、ちょっと変…」

確かに。僕は照れ隠しにまた頭を掻いた。
その時、ひゅう、と冷たい風が吹き、僕らの肌にかかる。
アスカは腕を組み、少し身体を震えさせる。

「さむ〜い」

アスカは僕の肩に寄り添い、くっつけ、腕を回す。

「ア、アスカ!?」

僕は慌ててアスカを見遣る。
急なアスカの行動に一瞬にして体温は上昇し、
心音は一気に高まった。
アスカの長い髪の隙間からは形の良いカーブを描く耳が見える。
ふっくらとした耳たぶはほんのりと赤みを帯びて、
とても艶やかな印象を受ける。
僕は無意識の内に彼女の耳に触れていた。
アスカはそこを触られていても全く動じた様子はみせなかったので、
自分がアスカの耳をいじっていることにしばらく気付かなかった。


334 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/04/29(金) 18:14:35 ID:???
僕がアスカの耳に触れていることを自覚すると、顔面はカァッと熱くなり、
指先が自分の物ではないと思うぐらいに痺れ始めた。

「帰ろ」

アスカは僕の慌てぶりを全く気にしない様子で、
僕の手の平にそっと触れると、一言そう言った。

「う、うん」

僕は邪気の無いアスカの態度に心底、困ってしまう。
こんなことをされたらアスカの頭を撫で、
そして、抱き締めたくなってしまう。
苦しいと言っても放さないぐらい強く、強く。
僕は大きく息を吸う。冷たい空気を肺に満たすと
頭の中が次第にクールダウンしてくる。
とにかく抱き締める以上の衝動は抑えることはできたようだ。
でも、頭を撫でたい気持ちだけは止められなかった。
僕はアスカの頭を髪の流れに沿って撫でる。
アスカは僕の腕に頬をくっつけて気持ち良さそうな顔をした。
僕はそんな彼女の表情をしっかりと目に灼きつける。
そして、どうか来年もアスカと一緒にここに来れるように祈った。
できれば、満開の桜の下で。
僕らはそのまま恋人にように身体をすり合わせ、
暗い夜道を歩き自宅へと向かった。
アスカは僕のこと、どう想っているのだろう?
心の隅でそんなことを考えてながら僕は歩いていた。


335 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/29(金) 18:19:31 ID:???
今回はこれで終わったのかな?

336 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/29(金) 18:24:22 ID:???
乙です
アスカの気持ちに
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   
 (0゚∪ ∪ +    ワクワクテカテカ
 と__)__) +

337 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/29(金) 18:30:30 ID:???
乙でーす。

338 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/29(金) 18:30:56 ID:???
本当に間を空けすぎてしまいますた…OTL
いや、もう前歯を全部へし折ってくれても構いません…w

>>316
とりあえず某所の中の人のご厚意に甘える方向で…
のうもですノシ
雑談スレとかもちょっと魅力的ですねw
読んでくれている人がどういう傾向の話が好きなのか興味があるかもだし…
幸い、NTRや悲恋な話が好きな人はいないと思われるので、
そういった話の方向にはいかないつもりですけど、
でも、兄妹の恋は大体は悲恋だし、う〜ん、難しい。

ということで今回はここまで。読んでくれた方々どうもですOTL
今度は絶対遅れませんように。 (ノ∀`)

339 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/29(金) 19:27:26 ID:???
NTRじゃなければ俺はいい
おてゅです

340 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/29(金) 19:50:28 ID:???
NTRて何?

341 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/29(金) 22:56:41 ID:???
キテタ…!!
乙です!ウヒャー('∀')

342 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/04/30(土) 02:34:39 ID:???
>>340
寝取られ
おれも嫌

343 : ◆N3KfCzebuQ :2005/04/30(土) 02:48:20 ID:???
>>339,342
や、NTRは例えですから…
変な例えを出してごめんなさい。

344 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/03(火) 02:19:02 ID:???
がんがって続きをおながいしまつ。

345 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/03(火) 23:47:02 ID:???
もすかすてsacred canopy消滅しちゃった・・・?

346 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/04(水) 17:48:15 ID:???
>345
ググったら一番にでてきた、アドレス変わっただけです。

347 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/05(木) 23:08:45 ID:???
ほっしゅ

348 : ◆N3KfCzebuQ :2005/05/06(金) 01:49:59 ID:???
家に帰ると室内はとても暗かった。
まだ父さんも母さんも帰ってきていないらしい。
リビングの電気を点けて、電話を見てみると、
留守番電話のメッセージが入っているという印の
赤いランプがチカチカと点滅していた。
今まで僕らが学校に行っている間もこのランプが点滅していたと思うと、
少し健気に思えてくる。
僕は労わるように優しくランプを押す。
メッセージは母さんからで内容はこんな感じだ。
『少し遅くなるから御飯を先に済ませて、
 先に寝てて下さい。御飯を作るのが面倒ならば
 お店から取り寄せてもいいです』
晩御飯はアスカと一緒に作る約束なのでこれはいい。
それに出前なんて取ったらアスカに針千本を飲まされ、
拳骨を一万回もされてしまう。
それよりも問題なのは父さんも母さんも遅くなるという事実だ。

「ママとパパ、遅くなるんだ」

隣りで一緒に録音メッセージを聴いていたアスカが言う。


349 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/06(金) 01:51:15 ID:???

「そうみたいだね…」
「じゃあ、今夜も二人っきりってわけね」

アスカは軽くウィンクすると、片手を前に出し、
人差し指と中指の二本を突き出し、ピースのサインを作る。

「そ、そうだね…」

昨日の自分の善からぬ行動を思い出し、思わず、僕はどもってしまう。
そう、アスカが寝ている間に彼女に口付けをしたことを。

「それじゃあ、着替えてくるから、覗かないでよ」
「の、覗かないよ!?」

アスカはクスクス笑った後、僕に背中を見せて、自分の部屋へと戻っていった。
からかわないで欲しい。そんな無邪気な笑いを見せないで欲しい。
僕はアスカと二人きりでいるこの家の中では欲望を抑えるのに必死なんだから。
小さな溜息を吐く。誰にも聞こえない自分にしか存在を気付かせない、
か細い溜息。まるで僕のアスカに対しての想いみたいだ。
とりあえず僕も着替えるため、自分の部屋へ向かうことにした。


350 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/06(金) 01:52:33 ID:???
その後のアスカとの二人きりの夕食の調理の時間はとても楽しいものだった。
もしかしたら、生まれてこの方、こんな楽しい料理は初めてだったかもしれない。
僕らは作り上げた料理を食べ終えると、今朝と同じようにソファーに座った。
アスカも、そこが自分の指定席、というように僕の隣に座る。
アスカの格好。昨日と同じホットパンツを履いていたが、
シャツは昨日とは違っていた。
薄い赤色の柄でアスカによく似合うシャツだった。
僕は側に置いてあったリモコンでテレビのスイッチを入れた。
パチっと、僅かな電気の音がしたあと、テレビ画面に映像が現れ出す。
ブラウン管の中では昨日と違うドラマがやっていた。
僕はパッパッ、とチャンネルを変える。

「何か観たいのある?」

僕は一通り番組を変え、最後に情報特番で止めた後、アスカに訊いてみた。
アスカは何も言わず、僕によっかかり体重を預ける。
ふわりと女の子特有の造りたての乳製品の様な柔らかで甘い匂いがした。
テレビのスピーカーに混じって、アスカの静かな息遣いが聞こえてきた。
アスカの吐息はとても穏やかだったが、
それとは逆に僕の心はひどくざわめいていた。
僕はテレビに意識を集中して、余計なことを考えないことにした。
僕はアスカの兄でアスカは僕の妹だ。
僕の妹はアスカでアスカの兄は僕だ。
まるで呪文みたいだ。
そこに一つ、アスカに対する僕の想いを足せば、
出口の無い迷路になってしまう。
僕はアスカの兄でアスカは僕の妹。
でも、その兄は妹を想っている。妹は兄に想われている。
番組の中ではニュースキャスターとタレント、
他には大学の講師らしき人物と元検事という人が
行方不明の人間を超能力者が探し出したことについて真剣に議論しあっていた。


351 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/06(金) 01:53:20 ID:???
その時、僕はアスカの息遣いがやはり一定で落ち着いた物であることが
少々、気にかかり、彼女を見遣った。
アスカは薄い瞼を下ろして、長いまつげを僕に見せていた。
ほんの少しだけ開いた唇から、可愛らしい呼吸をしながらアスカは寝ていた。
今日は中途半端な時間に起きてしまってアスカは眠かったのだろう。
僕は授業中に寝てしまったが、アスカは恐らく、寝ていない。
学内では優等生で通っているアスカは今まで、
居眠りなんかしたことはないのだ。
普段、優秀で模範的な人間がちょっとしたミスをすることで、
その人間の全てを軽んじられることをアスカは知っている。
それが居眠りだったり、授業の放棄だったり、遅刻だったり、色々だ。
だから、アスカの寝顔はほとんどの人間が見たことがない。
僕はちょっとだけ嬉しく思う。
僕はアスカが起きないように、彼女の髪をひとしきり撫で、
そのまま、長い髪の流れを梳き、小さな耳に触れた。
少しだけアスカに顔を近づけると、
寝息がより深く聞こえてくる。
僕は数秒かけてゆっくりと目を閉じた後、
同じくらいの時間を使って目を開け、アスカの唇を見た。
砂糖菓子のように触れると溶けてしまいそうな唇を意識した途端、
昨日と同じ感情が再び芽生え始めた。
僕はアスカの肩を掴む。
僕の呼吸は荒くなる。心なしか、僕に呼応して、
アスカの寝息の間隔も短くなっていくような気がする。
僕は首を左右に振る。そして、大きな溜息。
頭を冷やすため、僕はアスカの支えをソファーに移動させてから立ち上がった。
リビングにあるベランダへとつながるガラス製の引き戸を開けて、外に出た。
吐く息が少しだけ白くなる。
僕は冷たくなった金属製の柵に手を突き、外の景色を眺めた。
夜。だが、まだ九時にも満たない時間帯。
ここから、見える外の世界は確実に息をしていた。

352 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/06(金) 01:54:05 ID:???
遠くの道路から車やバイクの音が響き、所々、建物には明かりが点いていて、
それが、僕の瞳にしっかりと映る。
次に僕は空を見上げる。夜空は晴れており、
一面の漆黒に星々が煌めき、綺麗な月が浮かんでいた。
僕はその月の丸みのカーブを見て、アスカの耳を思い出す。

「ぅう〜ん」

家の中からアスカの声が聞こえてきた。
僕は慌てて、室内に入り、ドアを閉めた。
アスカはさっきと同じ体勢で目を瞑り、静かに息をしていた。
僕はアスカに近づき、同じ位置に座る。
アスカは僕が座った後、すぐに僕の肩に寄りかかった。

「起こしちゃった?」

僕が訊くと、アスカは肩から移動させて、
僕の胸に顔を埋めた。

「テレビ消して…」

僕は言われた通り、テレビを消す。

「今何時?」

僕は掛け時計を見て「九時、十分前」と言った。

「ママとパパ、帰ってきた?」
「まだ…」



353 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/06(金) 01:54:55 ID:???
僕がそう言うとアスカはしばらく黙っていた。
静寂の空気が部屋に漂う。でも、心地の良い静寂だった。
アスカは僕の片腕を掴み、胸に耳を当て、目を瞑った。

「昨日、夢、観たの…」

アスカがポツリと呟く。
「どんな?」と僕は訊く。

「お兄ちゃんと仲直りする前に…」
「うん…」
「アタシ、昨日、今日みたいにソファーで寝ちゃったでしょ」
「うん…」
「その時、夢、観てたの…」
「うん…」
「誰かに抱きかかえられてて…」
「うん…」
「それで…」
「・・・・・・」
「その誰かにキスされる夢…」

アスカの言葉と同時に僕の心臓は飛び跳ね───、
るかと思っていた。
だけど、何故か、僕は自分でも驚くぐらい冷静でいられた。
きっと僕の心のどこかでこのことを予測していたのだろう。
僕はアスカの言葉に相槌を打つ。
アスカはその淡いピンク色の唇から言葉を続ける。


354 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/06(金) 01:55:45 ID:???

「でも、嫌じゃなかった…かも…」
「うん…」

そこでアスカは首を振る。

「ううん。『嫌じゃなかったかも』じゃない。
…なんか自分でもおかしいと思うんだけど、
なんだかすごく───」

アスカは途中で言葉を切り、再び僕の胸に耳を当てる。
僕はさっきからアスカに鼓動を聞かれている。

「『すごく』…何?」

そう言って、僕はアスカの頭を撫でる。

「すごくあたたかい感じ。今みたいにお兄ちゃんに触れられているみたいに…」

アスカは僕を見て言う。
僕はアスカの頭を撫でながら、背にもう一方の手を回し、
彼女を優しく抱き締めた。
アスカの柔らかな肉体を僕は感じる。
拒絶はなかった。まるで、今夜、こうなることが最初から決まっていたように
僕らはその静かな時間を過ごした。
その時、いつの間にか僕の心臓は早まっていることに気が付いた。
ドキドキと素早く脈打ち、それがアスカに聞かれていると思うと、
落ち着かせることはできなかった。
時間がゆっくりと流れ、僕の心臓の喧騒だけがやけに耳障りだった。
アスカは多分、昨日のことをわかっている。
そして、僕はわかっていた。アスカがわかっていることを。


355 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/06(金) 01:56:48 ID:???
僕はアスカの髪を撫でていた手を伝わせ、
彼女の頬にそっと触れる。そこはとても熱かった。
今のアスカの体温はきっと僕よりも高い。
そのためかアスカの瞳は膜を張っているように潤んでいた。


僕とアスカは部屋に入る。
電気を点けない。消したままにする。
当然、僕の部屋は真っ暗だった。
僕らは一緒の布団に入る。
シングルベッドでは二人乗ると少しきつい。
ぎしっとベッドの軋む音がした。
「なんか恥ずかしいね…」と僕が言う。
「そう? アタシはあったかい、すごく…」とアスカ。
「キスみたいに?」
「キスみたいに」
僕はアスカと手を絡ませる。アスカの細いが柔らかな指が
僕の触覚を刺激する。

「ねぇ、お兄ちゃん…」

アスカは僕のシャツを掴む。
目が慣れてきて、暗闇でもアスカの表情がぼんやりとだが見えてきた。
僕はアスカが言わんとしたがすぐにわかった。
僕は頷いて、アスカの顔に自分の顔を近づけた。
アスカは確認したいのだ。僕ももちろん確認したい。
誰かに見られているような気がして、
布団の端を握り、僕らの顔ごと被せた。
篭る空気の中でのアスカの吐息は僕を溶かすように、
身体を包んでくれる。僕はアスカの額に自分の額をくっ付け、
彼女の背中に腕を回し、抱き寄せる。


356 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/06(金) 01:58:59 ID:???
そして、もう一方の手でアスカの滑らかな唇に触れる。
僕の手の感触がアスカの唇が濡れていることを捉える。
そんな唇を僕は親指の腹で拭い、綺麗な弧を描く耳に触れ、
アスカの唇に自分の唇を確かめるようにゆっくりと重ねた。
重ねる瞬間、僕らは少しだけ息を呑んだ。

「ん…」

僕らのくぐもった声がこの狭い暗闇の世界で静かに響く。
誰も聞いていない。聞いているのは僕とアスカだけ。
二人ぼっちの世界で僕らはキスをした。
目を瞑る。何も見えなくなる。しかし、目の前にアスカは確固として存在する。
存在? そう、存在。
僕にとってアスカはどういう存在なのか、僕は考える。
アスカは妹だ。そんなことは分かっている。
否定はしないし、否定なんてできっこない。
妹としてのアスカは確かに僕の中に存在する。
それも一つの事実だ。でも、それだけじゃない。
僕の中にはそれ以外のアスカもいるということだ。
多分、僕の中の中心にそのアスカは立っている。
いや、座っているかもしれない。
安らかな顔で寝ている可能性も有りえる。
とにかくアスカはそこに在る。


357 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/06(金) 01:59:56 ID:???
じゃあ、アスカは? アスカはどうなんだろう?
アスカにとって僕はどういう存在なんだろう?
僕は唇を放すと、アスカの身体は小刻みに震えだした。
僕は驚く。

「どうしたの、アスカ、寒い?」

アスカは首を横に振りながら「ちがう、怖いの…」と言う。
怖い?

「…僕が?」

アスカはまた首を横に振る。

「お兄ちゃんは怖くない!──」

アスカは慌てて一言そういうとそこで一度切り上げ、
続く言葉を考えているように僕のシャツを掴む。

「こうしているアタシ達が怖いの、とても…」

アスカは僕の胸におでこを当てる。
僕はそんなアスカをぎゅっと抱き締める。


358 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/06(金) 02:02:35 ID:???

「怖い?」

僕はアスカの頭を撫でながら訊くと、
アスカはくすっと笑い、僕の腕の中で首を横に振った。
「ううん、あたたかい…」とアスカは言った。
「良かった」と僕は言った。
アスカは僕の首筋を指で触れる。
まだ少し震えている。
アスカは自分を落ち着かせるためか、
一度小さく息を吸うと、そこに軽くキスをした。
アスカのそれはあたたかく、とても気持ち良かった。
でも、少しくすぐったかった。
僕はお返しに同じ所にキスをした。
アスカもくすぐったいようで笑いを唇から零した。
次にアスカは僕の腕にキスをする。
僕もアスカの腕にキスをする。
アスカは僕の色々な所にキスした。
僕は僕がされた箇所の同じ部位にアスカにキスをした。
時折、アスカの身体が震えたので僕は彼女を強く抱き締めた。
その度にアスカは僕の首筋にキスをして、
最初からやり直した。
そんなことを繰り返している内にこの日の夜は更けていった。
僕らはいつの間にか眠りに誘われていた。
僕は『僕』が出てくる夢を観るかと思ったけれど、
そんな夢は観なかった。
代わりに夢の中でもアスカと抱き合い、キスし合う夢を観た。


359 : ◆N3KfCzebuQ :2005/05/06(金) 02:14:25 ID:???
どうでしたか?面白かったですか?
これを読んでくれて、一人でも多く楽しんでくれたのなら幸いです。

とりあえず、0波乱でこういうことをするようになるのは
予想を裏切る展開になったかなぁ?とか思ったりして…
ということで、今日はこれでノシ
ここまで読んでくれた方々、のうもですOTL


360 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/06(金) 02:15:42 ID:???


361 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/06(金) 02:39:08 ID:???
面白い!

362 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/06(金) 02:44:40 ID:???
乙れす。土器が胸胸して続きが楽しみ
これからの二人に
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   
 (0゚∪ ∪ +    ワクワクテカテカ
 と__)__) +

363 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/06(金) 03:47:12 ID:???
アスカが別キャラにしか思えない

364 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/06(金) 05:37:29 ID:???
続きはマダカナー
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   
 (0゚∪ ∪ +    ワクワクテカテカ
 と__)__) +

365 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/06(金) 07:56:40 ID:???
オッテュ

366 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/06(金) 08:07:24 ID:???
きたああああああ

367 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/06(金) 13:49:15 ID:394RgTzG
ドキがムネムネ!!
乙です

368 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/06(金) 16:08:51 ID:???
こんな妹持ちたい

369 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/07(土) 03:13:59 ID:???
おお、トナメに熱中してたらいつの間にやら投下が!

370 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/07(土) 15:28:04 ID:???
切なくて萌え死にそうです

371 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/11(水) 01:24:40 ID:???
>初めて読みましたが胸にじんわりきました。


372 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/14(土) 00:51:06 ID:???
マダー?

373 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/16(月) 04:16:06 ID:???
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   
 (0゚∪ ∪ +    ワクワクテカテカ
 と__)__) +


374 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 01:52:02 ID:???
僕は夢から覚醒する。
でも、目は開けない、閉じたままだ。
僕はその瞼と眼球の間の暗闇の中で、ひっそりと耳を澄ますと、
静かな息遣いが聴こえてくるのがわかった。
僕の呼吸とは他に、もう一人、誰かの寝息。
僕にはそれが誰の物かわかっている。
自分の息をひそめ、僕はその音に神経を集中させた。
すぅ、すぅ、と規則正しく、純粋な物だ。
そう、不純物なんて一切無い、透き通る硝子のような息遣い。
それは聴いているだけで耳がくすぐったくなる可愛らしい寝息だった。
僕は目を瞑りながら微笑む。
寝息の主はもぞもぞと身体を動かした。
僕はそこで自分の手が誰かと触れ合っていたことに気付く。
もちろん、その手か誰の物かも、僕は分かっている。
僕はその手を優しく握る。チェシャ猫の頭を撫でるみたいに、そっと。
端正な指先の柔らかな感触が僕の手の表面に伝わってくる。
ちょっと冷たいけれど全く気にはならない。
むしろ、胸が温かくなり、手を握っているだけで心地良くなってくる気がする。
僕はうっすらと瞼を開けてみる。
開かれた眼前にはアスカの寝顔があった。
布団で覆われている胸の部分を小さく揺らしながら、
とても気持ち良さそうに眠っている。
僕は心の中で『おはよう、アスカ』と囁いた。
いつの間にかヘッドセットを外しているアスカの頭を撫で、
僕は寝ている彼女の顔を眺める。
淡い群青色で覆われた、ぼんやりと薄暗い部屋の中で見るアスカの寝顔は、
夢から飛び出してきたみたいな印象を受ける。
あるいはこれは夢の続きなのかもしれない。
僕は眠るアスカの顔をジッと見て、僅かに首を横に振った。
でも、これは夢じゃない、現実の延長なのだ。
握るアスカの掌の体温がそれを教えてくれる。

375 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 01:52:52 ID:???
僕はアスカの薄く綺麗な唇を見ながら、昨夜のアスカの唇の感触を思い出す。
それと伴いアスカの身体に唇を当てた感触も一緒に思い出す。
僕は急に恥ずかしくなり、唇から目を逸らし、
代わりと言ったら変だけれども、
僕はアスカの真白いがそれでも健康的な雰囲気を醸し出す、
細く柔らかそうな首を見た。
そこには長いアスカの髪がかかっていた。
僕はそれを指先でのけると、少し捲りあがった布団を
彼女の喉元まで掛け直し、
机の上に置いてあるペンギン型の目覚まし時計に目をやった。
時計の横にはアスカのヘッドセットがあるのを発見する。
時刻は四時五十分を指している。
最近(といっても昨日からだが)僕は早起きだ。
もう一眠りしようかと、瞼を降ろしたが、既に目は冴え、眠れなかった。
それでも僕は瞳を硬く閉じてみた。
だが、眠りに入る兆候は、今の僕には一切感じられなかった。
僕の身体中の細胞という細胞は僕が眠ることを拒否しているような気さえもした。
僕は仕方なく目を開ける。
舞台の緞帳を上げるみたいに重々しく。
瞬間、薄く瞼を開けているアスカの視線とかち合った。
いつの間にかアスカは起きていたらしい。
アスカはぼんやりと焦点は定まっていない目で僕を見ていた。
僕はそんな寝起きの顔にドキリとする。
僕らはしばらくの間、黙って見合っていた。
机の上では時計はかちかちと時間を刻む。
「おはよう」と僕は言った。
普通に言えた。でも僕はその言葉を出すために結構、苦労をした。
頭の中のありとあらゆる引き出しを開けて、
朝の挨拶の言葉の中で至ってシンプルな挨拶を僕は探したのだ。
アスカも「おはよう…」と返す。

376 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 01:53:38 ID:???
アスカの瞳は次第に明るさを取り戻していった。
きっと脳が働き始めてきたのだと思う。
そして、また、僕らはしばらく見合う。
チッチッチ、時計の背景音楽。
沈黙。アスカの顔と僕らの吐息。
「今、何時?」とアスカが何故か布団で顔を隠した後に訊いてきた。
僕は再び机の上に置いてある時計を見た。
「五時」と僕は言った。

「ママとパパは?」
「わからないけど、多分──」

帰って来ている、そう言おうとすると、
アスカは僕の手の平をきゅっと握る。
そして、布団から顔を出し、また僕の顔を見つめる。
僕もアスカを見る。
僕はなんだか鼻先がむず痒くなり、指先でそこを掻いた。
昨日のことを思い出すと何だか照れ臭い。
アスカも同じようで顔がほんの少しだけ朱かった。
それを隠そうとしたのかアスカは僕に近づき、
僕の肩と首の間に額を当てた。

「どうしたの?」

僕はアスカに訊く。

「アタシ達がこんなことしてたって分かったら、
 ママとパパ、怒るわよね、絶対に」
「・・・・・・」
「それにヒカリが知ったら、アタシのこと軽蔑すると思う、
 クラスのみんなも同じ…」

377 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 01:54:57 ID:???
アスカの瞳は次第に明るさを取り戻していった。
きっと脳が働き始めてきたのだと思う。
そして、また、僕らはしばらく見合う。
チッチッチ、時計の背景音楽。
沈黙。アスカの顔と僕らの吐息。
「今、何時?」とアスカが何故か布団で顔を隠した後に訊いてきた。
僕は再び机の上に置いてある時計を見た。
「五時」と僕は言った。

「ママとパパは?」
「わからないけど、多分──」

帰って来ている、そう言おうとすると、
アスカは僕の手の平をきゅっと握る。
そして、布団から顔を出し、また僕の顔を見つめる。
僕もアスカを見る。
僕はなんだか鼻先がむず痒くなり、指先でそこを掻いた。
昨日のことを思い出すと何だか照れ臭い。
アスカも同じようで顔がほんの少しだけ朱かった。
それを隠そうとしたのかアスカは僕に近づき、
僕の肩と首の間に額を当てた。

「どうしたの?」

僕はアスカに訊く。

「アタシ達がこんなことしてたって分かったら、
 ママとパパ、怒るわよね、絶対に」
「・・・・・・」
「それにヒカリが知ったら、アタシのこと軽蔑すると思う、
 クラスのみんなも同じ…」

378 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 01:55:41 ID:???
僕は何故、謝ってしまったのだろう。
アスカは僕に謝罪の言葉を求めていたのか?
そんなわけないじゃないか。
『ごめん』これはこの瞬間、決して、口に出してはならない言葉だった。
特にアスカの前では。

「何で、謝るのよ……」

アスカはもう一度言う。
今度は語尾が、いや全体的にとても弱々しい声だった。
アスカは怒っている、それにとても哀しんでいることがわかる。
当然だ。
僕が謝ったのはアスカではない、もちろん母さんと父さんにでもない。
恐らく僕自身、誰かに許してもらうために、自分のために謝ったのだろう。
『ごめん』
どこまでも自分勝手で、どこまでも卑怯な言葉。
非常に、どうしようもなく、底なしに、僕は最低だった。
僕は首を横に振る。

「もう謝らないよ。このことじゃ、決して」

アスカは何も言わずに、布団から顔を出した。
瞳にはいっぱいの涙を溜めていた。
僕を睨んでいたが、嫌悪の眼差しではない。
怒ればいいのか、悲しめばいいのか、僕を許せばいいのか、
それとも、何も言わず、この部屋から出て行けばいいのか、
なぜこんなことで自分はこんなにも感情を揺らすのか、
そう、自分の感情を持て余しているような表情。
子供の頃、よく見せた表情にそっくりだった。


379 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 01:56:43 ID:???
「僕のこと嫌になったよね」

アスカは黙って首を横に振る。
そして、今度は僕の胸に額を押し当て、
僕のシャツを握り、しわをつくった

「嫌い…」

アスカの旋毛を眺め、
僕は少しためらいながら、彼女の髪を手の平で流した。
さらさらとした滑らかな感触が僕に与えられる。
アスカは湿った息を僕の胸に吐く。

「きらい…」

たった三文字の言葉。
それがアスカの口から紡がれるだけで、
僕はひどく気持ちが沈んでしまう。

「なんで、なんで、謝るのよ?」

再び、アスカは言う。
自分で自分に質問を投げかけるみたいに。

「約束するよ。絶対、二度と言わない、だから…」

僕を嫌いにならないで。
僕は叫びたかった。アスカに僕の思いを伝えたかった。
世界中の人間から忘れ去られてもいい、
でも、アスカにだけは嫌われたくない。

380 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 01:57:29 ID:???
目頭が熱くなるのを感じ、僕はぐっと涙ぐんだ。
我慢しなくちゃ…
僕は大きく息を吸い、肺に留め、
少しの間、アスカの言葉を待った。
アスカは僕を見もしないで、無言で目の前に小指を突き出した。
それは触れば崩れてしまいそうなぐらい儚かく僕の瞳に映った。
僕は数回瞬きをした後、その小指に自分の小指を絡ませた。
そして、絡ませた小指を上下に揺らし、
僕は小声で『指切り』の唄を口ずさんだ。













381 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 01:58:11 ID:???
目頭が熱くなるのを感じ、僕はぐっと涙ぐんだ。
我慢しなくちゃ…
僕は大きく息を吸い、肺に留め、
少しの間、アスカの言葉を待った。
アスカは僕を見もしないで、無言で目の前に小指を突き出した。
それは触れば崩れてしまいそうなぐらい儚かく僕の瞳に映った。
僕は数回瞬きをした後、その小指に自分の小指を絡ませた。
そして、絡ませた小指を上下に揺らし、
僕は小声で『指切り』の唄を口ずさんだ。


382 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 01:59:47 ID:???
唄が終わった後もアスカは僕の指を放さなかった。
もちろん僕も放したくなかったし、アスカからそれを外さない限り、
そのままにしておくつもりだった。
やがて、アスカは小指を外し、僕の胸から額を放した。
その動きは先ほどと比べ、ゆっくりと優しかった。
僕のシャツの胸の部分はアスカの吐息と、
目に溜めていた物が流れ、湿っていた。

「本気にしてた?」

アスカは笑いながら言う。

「うん、本当に怒ってたと思った」

僕は人差し指と親指で大きな空間を作り「これぐらい信じちゃったよ」と笑った。
いや、正確には笑い顔を作った。
そんな作られた笑顔の頬にアスカは触れる。
僕は触れるアスカの手に自分の手を添えた。

「ちょっとからかってみただけだけど、
 お兄ちゃんってば、あっさり信じちゃって、おっかしー」
「ひどいよぉ、アスカ…」

僕はそう言いながら、アスカの目の端の濡れた後を指で拭おうとした。
拭う際にアスカは瞳を閉じ、長いまつげを僕に見せた。
しばらくの間、アスカは目を瞑って、何かを思いを巡らせていた。
アスカは目を開けると、あちこちと視線を逸らし、
また、何かを考えているように、僕の肩をジッと見つめ、
幾分か時間が経過すると、決心したように、数回頷き、
コホン、と一回だけ軽く咳払いをした。

383 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 02:00:17 ID:???
「あの、さ」
「なに?」
「二人きりの時はシンジって呼んでいい?
 それ以外の時はお兄ちゃんって呼ぶから」

僕は頷いた。以前の呼び方に戻った。
何故、アスカは突然そんなことを言ったのか?
でも、僕はそっちの呼び方のほうがよかった。
アスカは口の結びを緩めてにっこりと笑う。
僕も釣られて同じような表情で笑い、
アスカを片手で抱き寄せ、彼女の肩に顎を乗せる。

「な、なに?」

アスカは僕の行動に驚き、少し慌てる。
僕は添えていた手を強く握り、アスカの耳元で囁いた。

「僕の名前を呼んでみて」

と。しばらく沈黙があった。
人に自分の名前を呼んでみてと頼まれることは、
人生の中でおそらくそんなには無い。
アスカもそれは初めてのようで、
とても困っているみたいだった。
でも、僕は今、ここで、この瞬間にアスカに名前を呼んでもらいたかった。
不思議だ。アスカが『シンジと呼んでいい』と言わなければ、
こんなこと思い浮かばなかっただろうに。

「お願い…」

僕はアスカを抱き締める。

384 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 02:01:43 ID:???
今度は傷つけないように、優しく。
僕は添えている手とは逆の手でアスカの頭を撫でる。
もう一方の肩に触れる。そして、下にずらし、わきに触れた。

「ん…」

アスカは一言、声を漏らすと僅かに身体をくねらせた。

「不安なんだ。アスカに『お兄ちゃん』って呼ばれると、
 とても不安になるんだ。以前はアスカに名前で呼ばれるのは嫌だった。
 あの時は僕はアスカに対しての感情を誤魔化してたんだと思う。
 アスカは僕の妹なんだ、妹を好きになるわけないっていう具合に」

アスカは黙って聞いている。僕は続ける。

「でも、その誤魔化していた事実に気付いたら、
 今度は『お兄ちゃん』って呼ばれると、
 ああ、やっぱり僕等は兄妹なんだな、って考えちゃって、
 落ち着かないんだ、どうしても。だから、お願いだよ。僕の名前、呼んで…」

アスカは僕の目の周りを指先で触る。

「泣かないでよ、それぐらいで」

触れている指で僕の瞳から流れる熱い滴を拭う。
いつの間にか僕は泣いていたらしい。

「あはは。カッコワルイな、僕。なんで泣いてるんだろ?」
「なきむし〜」

アスカは僕をからかいながら、背中をぽんぽんと優しく叩いてくれる。

385 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 02:02:32 ID:???
「嫌いにならないで…僕を。
 僕は自分の事しか考えてなくて、
 アスカの事を傷つけてばかりだけど、
 アスカが僕を嫌いになるのを想像したら、
 たまらなく悲しくなるんだ…」
「自分の事しかって。それにいつアタシを傷つけたっていうのよ?」
「ずっとだよ。アスカを避け続けた。アスカを好きになるのが怖くて。
 やっと僕らの線が交じり合ったら、
 今度は通じ合うのが怖くなって、謝ったり…」
「だからさっきのはジョーダンだってば、嫌いって言ったのもジョーダン
 本気にしないでよ!」
「うん、いいんだ。もう謝ったりしない。
 だから…いいんだ」

僕は一度、大きく息を吐く。

「…アスカは優しいね。僕なんかよりも、ずっと」

僕はそう言うと、更にきつくアスカの身体を抱き締める。

「んん。ちょっ、そんなに強くしたら苦しい…」

アスカは軽い呻き声を口から漏らす。
しかし、僕は構わず抱き続ける。
どうしようもなくやってくる自分の感情。
独占欲とアスカに対する切望。
愛情、性欲、様々な想い。
ごちゃ混ぜで理解不能な物体。
僕自身にも止められない、乱暴で粗雑な感情。

386 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 02:03:14 ID:???
「わかってる。でも、緩めたくないんだ。放したくないんだ。
 さっきもアスカを抱き締める前に、
 アスカに嫌われないように優しく抱き締めようと思ってたのに…
 嫌われたくないくせに。どうしようもなく好きなくせに
 おかしいよね? 変だよね? 僕は」

縺れた糸を解くようにゆっくりとゆっくりと僕は話す。
僕の目からはポロポロと涙が零れ落ちてきた。
さっきまで何でもなかったのに。
急に感情が昂ぶって、涙が止まらない。
アスカの前じゃ泣きたくなかったのに。
情けないな、僕。
アスカは柔らかな手の平で優しく僕の頭を撫でる。
僕は黙って、その心地よい感触に任せて、静かに息をする。

「子供の頃、泣いてばかりのアタシをこうして
 慰めてくれたわよね?」

アスカはくすくす笑いながら言う。

「一度でいいから泣いてるシンジをこうやって慰めたくて、
 シンジよりも強くなろうとしてたのよ、アタシ」

僕の名前が耳元で囁かれる。
アスカの声。透き通る硝子のような声。
吐息が耳にかかる。脳が痺れる感覚に陥る。


387 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 02:05:14 ID:???
「でも、空回り。いつの間にかシンジがアタシを避けるようになった。
 それで、嫌われたと思って、原因を考えたりもしたわ。
 考えても考えても、全然、分からなくて、シンジに当たって…
 バカみたいよね? そんなことしたらますます避けられるのは
 普通に考えればわかるのに。後は泥沼ってやつ? 感情の泥沼。
 シンジに八つ当たりする自分が嫌で、嫌で…
 それで、またシンジに当たって。
 ヒカリにも話したのよ。兄妹で仲良くなるにはどうしたらいいか?って、
 それとなくね。でも、ヒカリは姉妹だし、うまく答えられないって。
 だけど、不仲の関係なんていつかは戻るわよって励まされたりもしたわ。
『いつか』って、いつよ? とか思ったりもしたわ。
 ずっと来ない『いつか』に腹を立てて…また…アタシはシンジに。
 シンジが悪いんだって思ったりもした。
 ほんとバカ。子供。自分勝手はアタシの方。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 でも、そんなアタシをずっと、ずっと想っていてくれたのは、誰だっけ?」

アスカは僕に訊いてくる。

「ねえ、誰?」

アスカの声は涙声になっていた。
気付くとアスカも涙を流していた。
きっとさっきもアスカは泣く事を我慢してたんだ。
僕は答える代わりに、アスカを抱き締める。
強く。強く。つよく。


388 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 02:07:16 ID:???
アスカの腕にも応じるように力が込められる。
抱擁を交わしながら、
僕らはお互いの顔を向き合わせた。
目を閉じて、そのまま、昨日よりも熱い口付けをする。
吐息が交じり合う。体温が交じり合う。
そして、また強く抱き締め合う。
僕等はまるで自分達の欠けた何かを補うキスをした。
少なくても僕にはそう思えた。
失った時間とすれ違いだった想いを
潰えなかった僕らの感情で補填するように。
誰からも認められない。
誰からも望まれはしない、僕らの関係。
そしてお互いの肉体に対しての欲望。
この関係を続けることに、心の奥底で
燻ぶるような恐怖は確かにある。
でも、僕らはその恐れを見ない。
見て見ぬふりをして目を背け、
お互いの舌の感触を舌同士で分かち合い、
貪り、味わい尽くす。
生まれてこの方、聴いたことの無い、
体内を駆け巡る唾液の音が、味覚が、
一層僕らを囃したて興奮させる。
舌を絡ませる。アスカの舌の根元を舌先で僕は突く。
歯の裏側も丹念に舐める。
アスカも応えてくれる。


389 :妹アスカに対する兄シンジの ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 02:09:19 ID:???
彼女の舌が僕の口の中の地図を描くみたいに
ゆっくりと動き回る。
熱病に犯されたように、僕の身体は熱くなる。
恐怖のせいか? それとも昂ぶった情欲のせいか?
いずれにせよ僕はそれらから目を背ける。
体内から発した熱は、すぐに外に放出していった。
アスカは形の良い乳房を押し付ける。
僕も彼女を抱き寄せる。

「ん…ん…」

篭った声が耳に届く。
身体中が汗ばんでくる。
薄く目を開けて、アスカの表情を覗く。
頬を赤く染め、目を瞑る彼女を愛おしく思う。
僕はアスカの髪を指先で梳いた。
脚も絡ませる。僕の下半身がアスカに当たる。
僕はひどく勃起していた。
アスカは一瞬だけ驚き、身体を強張らせたが、
それ以上は気にせずに唇を交わらせるのを続けた。

「…ふ…ぅ」

随分と長い時間、そうしていたと思う。
それでも、僕等は離れることを惜しむように、
ゆっくりと唇を放していった。

390 : ◆N3KfCzebuQ :2005/05/19(木) 02:14:39 ID:???
>>381はペーストミス('A`)<やっちゃった

そして、デンジャーな展開に…
読んでくれた方々 
転載板の管理人さん ありがつうごぜーますOTLですノシ
もうちょっとで終わると思いますんで…
付き合ってやって下さい


391 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/19(木) 02:50:59 ID:???
GJ!!

392 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/19(木) 02:52:05 ID:???
ぉっ

393 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/19(木) 06:17:01 ID:???
続きが狂おしいほど待ち遠しいです
激しくGJ!!

394 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/19(木) 06:17:35 ID:???
乙でし

395 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/19(木) 06:26:37 ID:???
ぐっじょぶ!
もうたまらん(;´Д`)ハァハァ

396 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/19(木) 06:45:44 ID:???
    ∧_∧
   (0゚・∀・)
 + oノ∧つ⊂)
   ( (0゚・∀・)  続き期待ワクワクテカテカ
 + Uノ∧つ⊂)
   ( (0゚・∀・)
 + Uノ∧つ⊂)
  ( (0゚・∀・)
 + Uノ∧つ⊂)
  ( (0゚・∀・) + 
  ∪∧つ⊂)   
  ( (0゚・∀・) +
  ∪(0゚∪ ∪
 +  と__)__)

397 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/19(木) 19:52:41 ID:???
>>390
アブノーマルですな!こうゆう展開を待ってました
あなたの小説読むのが生きがいですわ
この作品が終わっても新しい作品書いてください。

398 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/23(月) 08:09:47 ID:???
へい(σ´∀`)σ)´∀`)へーい

399 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/24(火) 17:37:13 ID:???
期待待ち

400 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/25(水) 04:04:53 ID:???
「萌え」とかじゃ、ねぇっす。

ただ心が「もじもじ」するっす。

401 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/25(水) 18:19:30 ID:???
ドキドキ

402 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/26(木) 10:22:41 ID:???
>>400
おまえがいま感じている感情は精神的疾患の一種だ。しずめる方法は棒読み氏が知っている。棒読み氏に任せろ

403 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/26(木) 22:48:48 ID:???
超先生かw

404 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/27(金) 09:51:40 ID:???
ところで、この話は何人の人間が読んでいるんだろ?
違う言い方をすれば、何人の近親ネタが好きな人がいるんだろうか?
漏れはもちろん大好きなわけだがw

405 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/27(金) 22:11:29 ID:???
普段ならスルーだがこいつぁ見逃せねぇな

406 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/27(金) 23:03:14 ID:???
近親でなく近親LASが好きなのだ

407 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/28(土) 01:02:12 ID:???
漏れも漏れも

408 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/28(土) 19:53:26 ID:???
ノシ
きゃぁスレから誘導されてきました

409 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/28(土) 23:59:10 ID:???
ブラウザ新しくしたらどのスレかわかんなくなって探すのに一ヶ月ぐらい要した。。。

410 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/29(日) 15:24:15 ID:???
>>409
転載板見れば一発だよ

411 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/30(月) 00:21:42 ID:???
>>410
ヒント:転載板もわかんなくなった。

412 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2005/05/30(月) 08:51:59 ID:???
ttp://yy10.kakiko.com/yy11307819/

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